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国産品に対する信頼性
Photo:単なるタオルでも「国産品」には信頼がおける ©sawahajime [写真拡大]
最近は、「国産品」とか「日本製」と、わざわざPOPに書いて掲出している場面を多く見かける。
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●国産品に対する信頼感
かく言う筆者も、例えばバスタオルやフェイスタオルを買いに行った際、やはり国産品を探していた。タオルの中でも、「今治」や「堺」は別格扱いされていたりする。
安価な外国製品と較べれば単なる綿織物であっても、結構割高だ。しかし「タオル」ひとつであっても、製品に対する信頼度は違う。
途上国では、「Made in Japan」製品に手が届かなければ、「Used in Japan」を選ぶと言われている。
これは、日本製品なら絶対信頼出来るが、外国製品でも日本で使われていた中古品なら信頼出来るとの、評価基準が存在することを物語っている。
●原産国を確かめる
100円均一ショップに行けば、「これが100円?!」とビックリするような品々が並んでいる。
しかしその殆どの原産国は、日本では無い。
急場凌ぎの品でも、日本以外の原産国が複数有れば、自分の中で「信頼感が有る国」の物をチョイスする。
また極力「技術が不要な」品目の順から採用する。
つまり、お箸や爪楊枝、孫の手よりも、ハサミやピンセットの方が技術を必要とする。
ハサミやピンセットより懐中電灯やイヤホンの方が、もっと技術が必要となる。
「道具」より「機械」を製造する方が、難しい。
そして「道具」より「機械」に近づく程、高度な工業技術が必要とされる「技術力」の差が大きくなる。
釘を打つという簡単な仕事の場合、「金槌」なら、ヘッドの部分と柄の部分が外れる程度で、トラブルは少なくとも、「釘打ち機」だと、故障すれば全く役に立たなくなる。
●原産国の民度
ホームセンターとかで安価で販売されている「ママチャリ」レベルの自転車も、「工業製品規格」レベル自体が杜撰な結果、まともな国が生産すれば「そんな個所が壊れる筈は絶対に無い」様な故障、不具合が普通に起こり得る。
その原因は、ひとえに原産国の「民度」に有ると考えられる。
儲かりさえすれば、その商品が利用者を危険に晒そうが、意に介しないし、パクれるものは正規の権利者を出し抜く、そんな国民性の国が原産の商品に、まともな品物が存在する筈が無い。
●自動車が高度な工業製品であるからこそ
夏場の携帯扇風機ひとつとっても、突然火を噴いたりする様な商品を平気で生産する国の造った、「人命を乗せて走る」自動車が、マトモだと考える思考回路が狂っていると考えるのが正常な判断だ。
統計学を専攻した筆者には、生産国であれだけ発火事故を起こしている車が、日本で発火事故を起こさないとは、標本調査理論を根本から覆す大事件で、もっと厳格な完成検査を実施しない限り、いずれは重大な禍根を残すことになるだろう。
●工業技術力
工業技術の広い裾野を有し、高度な技術製品を作れる国々の中でも、僅かな先進国でしか、高性能な商品は造れない。
航空機や鉄道、自動車や高級カメラ、高性能腕時計の様な製品を、途上国の技術レベルで先進国生産の製品を凌ぐ様な物が造れる筈は無い。
「やっちゃえ!日産」レベルでさえも「やっちまった、日産」となるのに、有名女優を使って「アリかも、〇〇〇!」なんて言わせても、途上国レベルで日本市場に進出出来る訳が無く、「〇〇〇、絶対無いわ!」となること請負なのである。
マトモな自転車が造れない国に、マトモな自動車が造れる筈が無い。
自動車を甘く見てはならない。(記事:沢ハジメ・記事一覧を見る)
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