イオン、長野の「イオン飯田アップルロード店」を「そよら」に転換へ

　イオンリテールは、長野県飯田市のショッピングセンター「イオン飯田アップルロード店」（飯田市鼎一色）を、2025年夏に都市型ショッピングセンターの「そよら飯田アップルロード」へ転換する。将来、飯田市内で開業が予定されるリニア中央新幹線新駅を見越した措置で、1階食品売り場をリニューアル第1弾として10月25日に先行改装オープンする。

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　イオン飯田アップルロード店は、1995年にJR飯田駅から南へ約3キロの中央自動車道飯田インターチェンジ近くで開業した。2階建てと別棟の平屋建て施設があり、延べ床面積が約2万平方メートル、うち売り場面積が約1万4,000平方メートル。

　先行改装オープンする食品売り場は、売り場をこれまでの1.4倍に拡大する。店内製造スペースを新設してもちもち食感の本格ピザを提供する「ピッツァソリデラ」、鮮魚売り場の魚を材料にした惣菜をそろえる「魚魚炎（ととえん）」、柔らか食感の食パンや国産米粉を使ったお米パンなど焼き立てパンを並べる「ブレッドファクトリー」の3売り場を設ける。

　冷凍食品コーナーは売り場を1.7倍に拡大。人気商品の粉ものや韓国食材、ギョウザの専門店メニューを拡大するのをはじめ、全国各地のご当地アイスクリームも取りそろえる。

　そよらはイオンやイオンモールなどイオングループが運営する大型店に比べ、より小さな商圏に照準を合わせた都市型ショッピングセンター。2020年に第1号店を大阪市福島区に出店したのをはじめ、主に首都圏や京阪神などに出店している。

　イオングループは飯田市内でJR飯田駅の北東約4キロに総合スーパーの「イオン飯田店」（飯田市上郷飯沼）を営業しているが、イオン飯田アップルロード店のそよら転換に合わせ、季節商品や冠婚商品の充実を図る。（記事：高田泰・記事一覧を見る）