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日経平均は409円安でスタート、三井物や東京海上などが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;37653.34;-409.58TOPIX;2641.84;-28.70
[寄り付き概況]
21日の日経平均は409.58円安の37653.34円と反落して取引を開始した。前日20日の米国株式市場は反落。ダウ平均は61.56ドル安の40834.97ドル、ナスダックは59.83ポイント安の17816.94で取引を終了した。8月フィラデルフィア連銀非製造業活動の悪化で景気減速懸念が再燃し、寄り付き後、下落。カンザスシティ連銀主催のジャクソンホール年次会合でのパウエル議長講演を今週後半に控えた利益確定売りも目立ち、終日軟調に推移した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、外為市場で1ドル=145円30銭台と昨日15時頃に比べ1円90銭ほど円高・ドル安に振れていることが、東京市場で輸出株などの買い手控え要因となった。さらに、23日に衆参両院の閉会中審査で植田日銀総裁が利上げや株式市場の反応について説明する見込みで、また、同じく23日にはジャクソンホール会議でパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の講演が予定されており、これらの内容を見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。一方、昨日の日経平均が節目とされる38000円を上回って取引を終えたことから、相場の腰の強さを指摘する向きがあった。また、9月の自民党総裁選や立憲民主党代表選を前に立候補などを巡る報道が増えており、今後、政策関連銘柄への物色意欲が高まることが想定されるとの見方もあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された7月の貿易収支は6218億円の赤字だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は3591億円の赤字だった。今日はオプロ<228A>が東証グロースに上場した。
セクター別では全業種が値下がり。鉱業、石油石炭製品、保険業、証券商品先物、鉄鋼などが値下がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ダイキン<6367>、三井物<8031>、ルネサス<6723>、東京海上<8766>、ディスコ<6146>、太陽誘電<6976>、INPEX<1605>、東電力HD<9501>、レーザーテック<6920>、丸紅<8002>、アドバンテスト<6857>、MS&AD<8725>、東エレク<8035>、ホンダ<7267>、日本製鉄<5401>などが下落。他方、神戸物産<3038>、ニトリHD<9843>、アステラス薬<4503>、メルカリ<4385>、キヤノン<7751>、富士フイルムHD<4901>、楽天グループ<4755>などが上昇している。《CS》
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