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アンジェス 2Qも大幅な増収、早老症治療薬「ゾキンヴィ」販売により商品売上高を計上
*12:16JST アンジェス---2Qも大幅な増収、早老症治療薬「ゾキンヴィ」販売により商品売上高を計上
アンジェス<4563>は9日、2024年12月期第2四半期(24年1月-6月)連結決算を発表した。売上高が前年同期比578.5%増の3.47億円、営業損失が51.07億円(前年同期は59.51億円の損失)、経常損失が31.90億円(同47.76億円の損失)、親会社株主に帰属する中間純損失が35.00億円(同48.30億円の損失)となった。
当中間会計期間の事業収益は引き続き大幅な増収となった。HGF遺伝子治療用製品コラテジェンについて、製品売上高は0.11億円とほぼ前年並みとなっている。アンジェスクリニカルリサーチラボラトリー(以下、ACRL)においては、一般社団法人希少疾患の医療と研究を推進する会が展開する拡大新生児スクリーニングである「オプショナルスクリーニング」を受託しており、前年同期比で受託数が順調に増加し、手数料収入として1.07億円(前年同期比0.68億円増)を計上した。また、2024年5月27日より早老症治療薬「ゾキンヴィ」の販売を開始し、1.51億円の商品売上高を計上している。さらに、連結子会社のEmendoBio Inc.(以下Emendo社)が開発したゲノム編集のためのOMNIヌクレアーゼの非独占的使用権について、スウェーデンのAnocca ABとライセンス契約を締結し、契約一時金を研究開発事業収益として0.76億円計上した。事業費用は同9.1%減の54.55億円となり、売上原価は同242.6%増の1.99億円となった。コラテジェンにかかる製品売上原価は、前年同期において使用期限切れによる廃棄が見込まれる製品の評価損0.03億円を計上していたため、同30.1%減の0.08億円となっている。ACRLにおける拡大新生児スクリーニング検査にかかる原価は、受託数の増加に伴い同94.9%増の0.91億円となっている。当中間会計期間より販売を開始したゾキンヴィの商品売上原価は1.00億円となっている。研究開発費は同29.0%減の22.45億円となった。主にEmendo社において、事業再編成に伴う人員の減少により給料手当が3.29億円、製造関連費用等の減少により外注費が2.33億円減少している。使用期限切れによる廃棄が見込まれる材料及びコラテジェンの製品にかかる評価損の計上により、研究用材料費が1.27億円増加している。販売費及び一般管理費は同8.3%増の30.09億円となった。コラテジェンの回収にかかる費用0.11億円の計上及びEmendo社の事業再編に伴う弁護士等専門家及びコンサルタントへの報酬の増加により、支払手数料が前年同期より1.29億円増加している。為替の円安に伴い、Emendo社買収に伴うのれん償却額が前年同期より1.90億円増加している。
2024年12月期通期については、売上高が前期比292.2%増の6.00億円、営業損失が84.50億円、経常損失が84.50億円、親会社株主に帰属する当期純損失は86.50億円とする3月14日に上方修正した連結業績予想を据え置いている。《SO》
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