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13日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高で3日ぶり反発、人民銀の資金供給支え
*16:55JST 13日の中国本土市場概況:上海総合0.3%高で3日ぶり反発、人民銀の資金供給支え
13日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比9.74ポイント(0.34%)高の2867.95ポイントと3日ぶりに反発した。
中国人民銀行(中央銀行)の資金供給が好感される流れ。人民銀は朝方、リバースレポを通じ満期分との差引で3850億8000万人民元を市中供給している。人民銀は先週まで、資金供給を抑えていたが、一転、緩和スタンスに舵を切った格好だ。ただ、上値は限定的。週内に7月重要経済統計の公表を控える中、結果を見極めたいとするスタンスが様子見ムードを強めさせた(15日に小売売上高や鉱工業生産などのほか、金融統計も15日までに発表)。指数はマイナス圏で推移する場面もみられている。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、銀行の上げが目立つ。中国郵政儲蓄銀行(601658/SH)が1.9%高、重慶農村商業銀行(601077/SH)と中信銀行(601998/SH)がそろって1.8%高、上海銀行(601229/SH)が1.4%高、北京銀行(601169/SH)が1.3%高で引けた。
軍事関連株も高い。弾薬・ロケットの長城軍工(601606/SH)が5.0%、航空機開発・製造・販売の中航瀋飛(600760/SH)と軍用電子機器の中国海防(600764/SH)がそろって2.0%、航空宇宙製品の江西洪都航空工業(600316/SH)と衛星・ロケット用システムの航天時代電子(600879/SH)がそろって1.8%ずつ上昇した。ハイテク株、海運株、エネルギー株、素材株、インフラ建設株、公益株、保険・証券株なども買われている。
半面、消費関連株はさえない。スーパーの永輝超市(601933/SH)が2.5%、家電の海爾智家(600690/SH)が1.6%、酒造の山西杏花村フェン酒(600809/SH)と食品の仏山市海天調味食品(603288/SH)がそろって1.3%、乳製品の内蒙古伊利実業集団(600887/SH)が1.1%ずつ下落した。医薬株、不動産株、空運株も売られている。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.98ポイント(0.42%)高の232.94ポイント、深センB株指数が1.33ポイント(0.12%)高の1105.12ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)《CS》
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