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欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米長期金利の低下を意識したドル売りは一巡
記事提供元:フィスコ
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米長期金利の低下を意識したドル売りは一巡
19日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。本日の米国市場は休場となるため、有力な手掛かり材料は不足している。ただ、米長期金利の低下を意識したドル売りは一巡しており、リスク回避的なドル売り・円買いは抑制される見込み。
米政策金利は当面据え置きとなる可能性が高いとみられる。18日には米リッチモンド連銀バーキン総裁が「インフレを巡り、一段の確信にはいたらない」との見方を伝えたほか、コリンズ米ボストン連銀総裁は「インフレ目標の達成には当初想定されていた以上に長い時間を要する可能性がある」と指摘し、米金融当局は利下げの開始時期について慎重に検討しているようだ。
年内の利下げは1回にとどまる可能性が高まっているが、2025年以降についても市場参加者の間から「利下げを急速に進めることは難しい」との声が聞かれている。来年にかけてインフレ緩和のペースが加速すれば、連続利下げが実施されてもおかしくないが、米国経済が大幅に悪化しない限り、2025年における利下げは4回以下にとどまる可能性が高いとみられる。
【今日の欧米市場の予定】
・23:00 米・6月NAHB住宅市場指数(予想:46、5月:45)
・米国市場は休場(奴隷解放記念日「ジューンティーンス」)《CS》
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