丁寧なつもりが失礼になってしまう英語のフレーズ集 (7)

2024年2月23日 08:50

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 学校の英語の授業では、文法は教わるものの、基本的には細かなニュアンスが教えられることは少ない。英語の授業で習ったフレーズをそのまま使うと、誤解を招くことになるケースもありうる。この記事ではそのようなフレーズを紹介する。

【こちらも】丁寧なつもりが失礼になってしまう英語のフレーズ集 (6)

■what else do you want

 「他に何をお求めで~?」という意味のフレーズだが、販売店などでこのフレーズをそのまま使ってしまうのは、避けたいところだ。

 このフレーズは直訳すれば「後は何?他に何が欲しいの?」となり、まさに文字通りのニュアンスを含んでいる。日本語と同様で「まだ何か用があるって言うの?」というように聞こえるため、相手に悪い印象を与えるどころか、むしろ失礼になってしまう可能性もある。

 特にこのようなケースでは、「How else can I help you?」「(Is there) anything else I can do for you?」などのフレーズが好ましい。

■You are always polite

 お礼を言う際に「いつもご丁寧に」と相手に伝えたいと、日本人なら誰しも思うことだろう。その際に日本語をそのまま英語にして「You are always polite」と言ってしまっても、相手にはうまく伝わらない可能性がある。

 ネイティブには、「あなたはいつもマナーの素晴らしい方だ」と言われているように感じるからだ。相手へのお礼は、「You’re so kind」とシンプルに伝えるのが良いだろう。

■Are you a company man

 初対面の相手などに「あなたは会社勤めで?」と聞くことは、少なくないだろう。これも上記のフレーズと同様に日本語をそのまま英文にして、「Are you a company man?」と言ってしまう人がいるようだが、このフレーズは会社の奴隷になっている人というようなニュアンスを持つフレーズである。

 つまりこのフレーズは、相手に「あなたは社畜?」と言っているに等しい。この場合は、「Do you work for a company?」と聞くのが自然である。

 ニュアンスを覚えるのは中々難しいものだ。実際に聞いたり使ったりして覚えるしかないが、英語を使う機会が中々ないという人は、映画やドラマなどを活用すると良いだろう。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る

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