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11月の外食市場規模は2756億円、24カ月連続で前年上回る
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ホットペッパーグルメ外食総研が2023年11月の外食市場規模を発表。新型コロナ前には至らないものの、前年同月からの増加が丸2年になったことが分かった。
【前月は】10月の外食市場規模は2768億円、居酒屋業態で好調が続く
■前年同月からの増加が丸2年間継続
10日、ホットペッパーグルメ外食総研が2023年11月の外食市場調査を発表した。11月の外食市場規模は、前年同月比277億円増の2,756億円となり、24カ月連続の前年同月を上回った。ただし新型コロナ前の2019年11月比は87.8%で、10月の94.9%を下回っている。
個別の指数では、外食実施率が同4.3ポイント増の68.5%、外食頻度は同0.05回増の3.71回、外食単価は同92円増の2,743円となり、3カ月連続で3指数とも前年同月を上回った。
圏域別の市場規模は、首都圏が同251億円増の1,733億円、関西圏が同13億円増の708億円、東海圏が同14億円増の316億円となり、6カ月連続で3圏域とも前年同月を上回っている。
■外食実施率は6カ月連続で男女ともに前年同月を上回る
外食実施率は、男女ともに全ての年齢層で前年同月を上回った。これは6月以降6カ月連続のこと。その中でも20代男性が77.2%(前年同月比:5.9ポイント増、以下同じ)、20代女性が79.9%(6.1ポイント増)、40代男性が71.5%(5.8ポイント増)、60代男性が65.2%(4.5ポイント増)でプラス幅が大きめだった。
外食単価はほとんどの層で前年同月を上回っている。その中でも30代女性が3,329円(前年同月比:611円増、以下同じ)、40代女性が2,761円(224円増)、60代男性が3,115円(267円増)、60代女性が2,950円(216円増)でプラス幅が大きめだった。反対に20代男性が2,366円(27円減)、20代女性が2,426円(327円減)、50代女性が2,778円(72円減)となり、この3つの層で前年同月を下回っている。
■和食料理店やファミレス・回転すしが好調
業態別市場規模は、16業態中14業態で前年同月を上回った。その中でも和食料理店(11月の市場規模:439億円、前年同月比:60億円増、以下同じ)、中華料理店(194億円、34億円増)、レストラン・食堂・ダイニング・洋食店(170億円、20億円増)、ファミリーレストラン・回転すし等(220億円、34億円増)、ラーメン・そば・うどん・パスタ・ピザ等の専業店(147億円、18億円増)、居酒屋(490億円、38億円増)で伸び幅が大きめ。
居酒屋は前年同月比プラスが続いているものの、3月から10月まで続いていた市場規模500億円超えが途切れている。一方で焼肉・ステーキ・ハンバーグ等の専業店(301億円、7億円減)、スナック・ナイトクラブ・キャバレー(37億円、2億円減)の2業態で前年同月を下回った。(記事:県田勢・記事一覧を見る)
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