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SanDisk製ポータブルSSDのデータ消失、ハードウェアの問題という指摘
データ消失問題で訴訟も提起されている SanDisk / Western Digital の大容量ポータブル SSD について、オーストリアのデータ復元サービス会社 Attingo がハードウェアの問題を指摘している(Neowin の記事、Futurezone の記事、PetaPixel の記事)。
読めなくなった SanDisk の SSD を持ち込む客が週に 1 人はいるという Attingo の Markus Häfele 氏は Futurezone に対し、ハンダの気泡と基板に対して大きすぎる部品を問題点として挙げている。これによりハンダが脆いだけでなく、基板のランドとコンポーネントの端子の位置がそろわず、ハンダ付けが外れやすくなっているという。新しいバージョンではコンポーネントがエポキシ樹脂で固められており、Western Digital が問題に気付いて追加したと考えられるとのこと。
一方、Western Digital ではファームウェアで問題が解消したという姿勢を崩さず、PetaPixel に対しては設計上や製造上の問題はなく、高品質なハンダを使用しており、出荷前に厳しい検査を行っていると述べている。しかし、更新版のファームウェア提供開始以降に Western Digital が代替品として送ってきたという SSD でもデータ消失の問題が発生しており、ファームウェアだけでは問題が解消しない可能性もある。
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