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JCOM、家族の端末も補償する「家族のスマホ保険」 12月に発売へ
JCOMが「家族のスマホ保険」を発売へ(画像:JCOMの発表資料より)[写真拡大]
JCOMは14日、スマートフォンやタブレット機器の修理費用などを家族の端末分まで補償する、「家族のスマホ保険」の販売を開始すると発表した。グループ会社のジェイコム少額短期保険が保険販売や運営を担う。JCOMの保険商品「J:COM ほけん」の第3弾として展開する。
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家族のスマホ保険は、対象機器の故障・破損・水濡れの際の修理費用と、修理不可の場合や盗難に遭った際の再取得費用を補償する。補償対象となる機器は、全機能が正常に動く、新規発売後5年以内のスマホとタブレット。補償を受けるには事前登録が必要となる。
最大の特徴は、保険契約の被保険者だけでなく、2親等以内(パートナー含む)の同居家族が所有する端末も補償対象に追加できること。保険には端末2台から加入でき、10台まで対応する。
修理費用の保険金額は、保険期間中2台通算で最大10万円。再取得費用は、保険期間中1台あたり最大2万5,000円となる。ただし、修理費用と再取得費用の合計も、保険期間中2台通算で最大10万円と制限がある。補償時の免責金額(自己負担額)はない。
保険料は2台で加入の場合、月額680円。3台目以降の対象機器追加時には、1台あたり月額200円が加算される。端末価格や種類に関わらず、一律の保険料で補償する。
保険商品の設計には、JCOMが2015年10月から手がけてきたMVNO事業の「J:COM MOBILE」の知見を活用したという。通信事業者としてiPhoneやAndroidなどの端末を販売する中で、端末保証として故障・破損・水濡れ時などの機器交換サービスも展開してきた。ただ端末保証は一般的な端末所有者向けサービスで、修理費用や家族の端末の補償などはない。
家族のスマホ保険の加入対象者は、成人している個人と広く設定。J:COM MOBILEや同グループの他サービスへの加入有無は問わない。SIMのみの端末でも加入できる。
保険運営を担うジェイコム少額短期保険は、2020年2月に設立。少額短期保険市場への参入後、JCOMグループの接点を活かした独自商品を展開してきた。
第1弾は「ネットあんしん保険」で、20年11月よりインターネット上のトラブル対応・解決に要した弁護士費用や損害賠償費用などを補償する保険を販売。21年6月には、火災・水災・風災などの自然災害と盗難による家財の補償に加え、近隣トラブルの対応・解決のための法律相談費用や弁護士費用を補償する「持ち家あんしん保険」の販売を開始した。
同社の第3号商品となるのが、家族のスマホ保険。販売開始は12月1日を予定している。(記事:三部朗・記事一覧を見る)
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