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「GX経済移行国債」を発行、2023年度中に 岸田首相
記事提供元:エコノミックニュース
岸田文雄総理は3日開いた東京GX(グリーントランスフォーメーション)ラウンドテーブルで「日本は世界初の国によるトランジション・ボンドであるGX経済移行債=移行国債=を国際的な認証を取得した上で、年度内に発行し、民間のトランジション・ファイナンスの活性化を図る」と語った。移行国債の発行は世界に前例がない。
トランジション・ファイナンスは温室効果ガス削減に取組む企業に資金供給で支援するもの。政府は2050年のカーボンニュートラル実現へ、今年度から10年間で20兆円規模の「移行国債」を発行し、資金調達する考えだ。
また岸田総理は「炭素排出の少ない形で排出された製品が評価される市場形成も重要だ」とし「政府としてグリーンスチールの早期本格導入や日本発の次世代太陽電池であるペロブスカイトの25年からの市場投入を始め、カーボンニュートラル実現に重要な技・術製品の開発普及に向け、年内にGXに向けた分野別投資戦略を策定し、さらに大胆な投資促進策を実行していく」と経済界・産業界後押しを強調した。
「GX分野は日本における新たな投資機会だ」とし「強力に引き出すための政策を強化していく」とも述べた。(編集担当:森高龍二)
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