フランス競争当局、NVIDIAのフランス国内拠点に家宅捜索

2023年10月1日 16:37

印刷

記事提供元:スラド

フランス競争当局 (ADLC) は 9 月 27 日、グラフィックスカード分野での反競争行為が疑われる企業の拠点に対し、予告なしの家宅捜索を裁判所の承認を受けて前日実施したことを明らかにした(プレスリリースThe Register の記事Neowin の記事The Next Web の記事)。

本件は 6 月に公表されたクラウド市場における競争の調査報告書の内容を受けたものだという。ADLC では捜査対象となった企業名を明らかにしていないが、同日 NVIDIA への家宅捜索が行われたことが報じられている。報告書では今後のクラウド市場で競争に影響を与える可能性のある項目として、ChatGPT などの大規模言語モデル (LLM) などが挙げられており、生成 AI ブームの恩恵を受けて大きく成長した NVIDIA が捜査対象になったとみられる。

今回の家宅捜索は違法行為の存在を前提として行われたものではなく、必要に応じて本格的な捜査を行うとのことだ。 

スラドのコメントを読む | ITセクション | ビジネス | EU | クラウド | IT | ハードウェア | グラフィック | 政府

 関連ストーリー:
米政府、NVIDIAのAIチップに中東への輸出制限 2023年09月03日
ChatGPTは破滅に向かっている 2023年08月21日
AMD決算、9割減益もAI関連は7倍に。時間外取引で株価上昇 2023年08月03日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事