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「for =~ために」と覚えては英語は話せない!? part 2 コアで覚える英語 - 前置詞 (12)
今回も前回に引き続き、forのコアについてシェアする。forのコアは「~に向かって」である。詳細は前回を参照頂きたい。
【前回は】「for =~ために」と覚えては英語は話せない!? part 1 コアで覚える英語 - 前置詞 (11)
■目的・意向を示す
まずは以下の例文を見て頂きたい。
例)
I’m looking for my iPhone.「iPhoneを探しているんだが」
「looking for =~を探す」と覚えている人も多いのではないだろうか。なぜforなのかは、そのコアから考えると分かりやすい。「~に向かって」というコアから、その意識の行先を示すことになる。つまりその動作の目的・意向を示すことになるためforが使われる。
■用途を表わす
「~用」など用途を表わす。目的・意向を示す点から考えれば、理解できるだろう。
例)
These are magazines for teenagers.「若者用の雑誌」
What is this for?「これは何に使うの?」
日本語でも「~向けのもの」と表現する。同様のニュアンスと考えると分かりやすいのではないだろうか。
■代理・代用を表わす
forのお馴染みの訳「~のために」と同様の考え方といえる。
例)
speak for another「代弁する」
■交換・代償を表わす
なぜforが交換・代償を示すのだろうか。上記の「代理・代用を表わす」という点から考えると、分かりやすいだろう。以下の例文を見て頂きたい。
例)
I bought this camera for \50,000.「このカメラは5万円で買った」
つまり5万円がカメラに取って代わったのである。日本語の「代償」にも「代わる」という文字が使われているように、英語と日本語どちらにも共通するニュアンスといえるだろう。
■(基準を表わして)~としては、~の割には
以下が例文である。
例)
He looks young for his age.「彼は年の割には若く見える」
この場合のforは、「彼の年齢に意識を向けている」と解釈できる。つまり彼の年齢を考えると彼は見た目が若いということだ。
辞書を引くとこれ以外にもさまざまな意味があることが分かるが、全てコアから発展したものである。全ての意味を覚えるよりもそのコアを捉えるようにしよう。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る)
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