ホバーボードのギネス保持者、免許不要な1人用の空飛ぶ乗り物「Airscooter」開発

2023年8月28日 07:55

印刷

記事提供元:スラド

ホバーボードによる飛行距離のギネス世界記録保持者であり、ホバーボードで英仏海峡も横断した Franky Zapata 氏の会社 Zapata が一人用の空飛ぶ乗り物「Airscooter」を開発し、8 月中旬にフランス・パリで開催された VivaTech 2023 でプロトタイプを公開したそうだ(The Next Web の記事イメージ動画)。

Airscooter は卵型の機体に 12 基のプロペラを備えた一人乗りの VTOL マシン。8 つの電気モーターと 4 つのガソリンエンジンを組み合わせたハイブリッド推進システムにより最高時速 100 km、巡航時速 80 km、最高高度 3,000 ~ 4,000 m に到達しつつ、2 時間以上の飛行を可能にするという。

米連邦航空局 (FAA) の基準では操縦に免許を必要としない超軽量航空機に分類され、フライ バイ ワイヤ コントロールにより操縦の容易な習得と安全な飛行を実現するとのこと。ただし、超軽量航空機として規制の対象となるため、どこでも自由に飛行できるわけではない。地上では渋滞時に2時間かかるサンタモニカからロングビーチへの移動が Airscooter では 10 分で済むとも説明されているが、密集地域での飛行は禁じられている。記載されているスペックを見る限り、日本でも超軽量動力機として技能証明なしの飛行が認められる可能性が高い。

2024 年には米アリゾナ州レイクハバスシティに最初のトレーニング・飛行体験センターをオープン予定とのことだ。 

スラドのコメントを読む | ITセクション | テクノロジー | Twitter | IT | 交通

 関連ストーリー:
延岡市、「空飛ぶクルマ」予算案が議会で否決 2023年07月23日
カナダ企業曰く、来年には空飛ぶホバーボードを一般消費者へ販売可能 2022年05月29日
スズキ、SkyDriveと連携して「空飛ぶクルマ」事業に参入 2022年03月26日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事