タブレット出荷台数、2023年第2四半期は大幅減 Chromebookは縮小幅が減少

2023年8月10日 08:46

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記事提供元:スラド

headless 曰く、 IDC の推計によれば、2023 年第 2 四半期はタブレット出荷台数が大幅に減少する一方、Chromebook は減少幅が縮小したそうだ(プレスリリース)。

Chromebook の出荷台数は COVID-19 パンデミックの影響で大幅に増加した。タブレットの増加は控えめだったが、パンデミック後半になると Chromebook が大幅に減少する一方でタブレットは出荷台数を維持してきた。しかし、2023 年第 1 四半期にはタブレットも 2 桁減となり、パンデミック前のレベルまで後退した。第 2 四半期も消費者信頼感と購買能力の低さによりタブレット需要の弱い状態が続く。過剰な在庫も相まって出荷台数の減少幅がさらに大きくなり、29.9% 減 (1,200 万台減) の 2,830 万台となった。ただし、在庫の問題は今後数か月の間に改善が見込まれるという。

ベンダー別にみると 1 位の Apple (1,050 万台、-16.8%) をはじめ、2 位の Samsung (580 万台、-18.3%)、3 位の Lenovo (210 万台、-38.8%)、4 位の Huawei (170 万台、-22.9%) までが 2 桁減。5 位の Xiaomi のみ 41.6% 増の 100 万台となったが、増加分は 30 万台程度にとどまる。6 位以下の合計は 49.7% 減の 720 万台となっており、トップ 5 は Lenovo を除いてシェアを伸ばした。

Chromebook は第 1 四半期まで 2 桁減が続いていたが、第 2 四半期は下半期の Chrome OS ライセンスコスト上昇を見越した注文が入ったことで 1.8% 減の 580 万台にとどまった。ベンダー別では HP が 69.2% 増 (160 万台) と大幅に増加し、前年同四半期の 4 位から 1 位まで上昇した。前年 1 位だった Lenovo の出荷台数は前年と同数の 130 万台だが、3.1% 増加している。3 位の Dell (130 万台、-14.9%) と 4 位の Acer (110 万台、-20.7%)、5 位の ASUS (30 万台、-37.7%) は軒並み 2 桁減。6 位以下の総計 (20 万台、-24.7%) も 2 桁減となり、トップ 5 のシェアは 96.2% まで増加した。

なお、プレスリリースの表では Chromebook の前年のデータと今年のデータの列が入れ替わっている。

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