関連記事
「at=~に」と覚えては英語は話せない!? part 2 コアで覚える英語 - 前置詞 (10)
前回に引き続き今回もatについて紹介する。前回はatのコアについて解説したが、今回はその具体的な使われ方を紹介する。atのコアイメージを念頭に置いてそれぞれ確認してみよう。
【前回は】「at=~に」と覚えては英語は話せない!? part 1 コアで覚える英語 - 前置詞 (9)
■場所・位置を表す
日本人にとっては、atの最も代表的な使われ方といえるだろう。
例)
・I met her at the station.「その駅で彼女に会った」
前回説明したように「in」にすると、駅の構内などに焦点が置かれているニュアンスとなる。したがって上記のような例文の場合は、「会った地点(場所)」に焦点が置かれることが多いため通常は「at」が用いられる。
■方向
例)
・Don’t look at me like that!「そんな目で見ないで!」
・Bark at the moon「月に吠える」
atの「ある特定の地点」というコアイメージから「ピンポイントで~する」という意味になる。そのためatは方向性を表すときにも用いられる。
■時間・年齢を表す
例)
・School begins at nine and ends at four.「学校は9時から4時まで」
・I woke up at 5 this morning.「今朝は5時に起きた」
学校やオフィスの仕事などは、決まりきった時間に始まるのではないだろうか。その場合も時間をピンポイントで示すことになりatが使われる。
■従事・従事の対象を表す
例)
・She is at school now.「彼女は今学校にいる」
ある1点というコアから、「ある特定の場所にいる、あることに従事している」ことを表す。
■感情の原因を表す
例)
・I was surprised at the fact.「その事実に驚かされた」
日本語での「~点において~」に近いニュアンスと捉えると、覚えやすいのではないだろうか。
■能力
例)
・He is good at Spanish.「彼はスペイン語を流暢に話す」
これも「~点が優れている」と考えると覚えやすい。
■数値の度合や値段
例)
・I got this shirt at 5,000 yen.「このシャツは5千円で買った」
・Drives a car at 40 miles an hour.「時速40マイルで運転する」
数字を表すことは基本的にピンポイントになるはずだ。
以上atのコアについて2回に渡り解説してきた。訳語で覚えようとすると上記以外にも沢山の意味になる。それらを全て覚えるのは困難だ。まずは「look at~」などフレーズで覚えてしまうのが早いだろう。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る)
スポンサードリンク