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「at=~に」と覚えては英語は話せない!? part 1 コアで覚える英語 - 前置詞 (9)
コアで覚える英語の前置詞シリーズ、9回目はatを取上げる。atはin、onと共に場所の前に付くと覚えている人が多いのではないだろうか。どれも同じように使われるが、そのコアは全く異なる。訳語に頼っていては使い分けが難しいだろう。是非今回紹介するコアを体得して頂きたい。
【こちらも】offの本当の意味は? コアで覚える英語 - 前置詞 (8)
■atのコア
atのコアは「ある1点」であり、そこら辺に~、~の辺りではなく「ピンポイント」というニュアンスがある。
■inとの違い
よく同じような意味を持つ前置詞のinと混同してしまいがちだが、inが空間的なニュアンスを持っているのに対して、atは地点である。
inに対しては、「狭い場所の場合はat」と覚えている人もいるのではないだろうか。しかしatとinは、場所の広さを表す意味は含んでいない。どちらも場所の前に使われるが、「atは二次元」で「inは三次元」と覚えるのが分かりやすいだろう。例えば以下の例文の違いが分かるだろうか。
例)
A : I met her at Tokyo
B : I met her in Tokyo
例文はどちらも「東京で彼女に会った」という意味だが、例文Aは地図上の東京という地点・ポイントを表すのに対して、Bは東京という場所を表しており、atよりもその空間を強調している。そのため東京という地点だけでなく、東京の街・風景を想像させる。
また上記の例文から分かるように、場所の広さは関係が無く、atがinよりも広い場所を指すこともある。上記のコアを踏まえて以下の例文のニュアンスはどのように違うか考えて頂きたい。
例)
A : We are in the Shinjuku station.
B : We are at the Shinjuku station.
その他、atはin・onなどと同様に具体的な場所だけではなく、時間などにも使われる。次回は具体的なatの使い方について紹介する。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る)
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