「ルイ・ヴィトン」が2024 クルーズ・コレクションを伊ベッラ島にて発表

2023年5月26日 12:08

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記事提供元:アパレルウェブ


  「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」は、2023年5月24日(現地時間) にイタリアのマッジョーレ湖に浮かぶイゾラ·ベッラ(ベッラ島)にて、2024 クルーズコレクションを発表した。ベッラ島はイタリア随一の名家ボッロメオ家が所有する島で、美しい調度品で装飾されたボッロメオ宮殿と、細部まで手入れがなされた花が咲き誇るバロック庭園はイタリアバロック建築の傑作として知られる。そのバロック庭園のピラミッド型のマッシモ劇場をバックに、ランウェイが設置された。


 コレクションでは、そんなロケーションに呼応するようなバロック的な要素が各所に。バロック様式の帽子や仮面、トレーンの付いたクラシックなコート、宮廷衣装のようなボリューミーな袖や鎧のようなフォルム、そして襟や裾にあしらわれた細かいプリーツ使いなど、イタリアの中世を思わせるディテールがちりばめられる。また島の植物に呼応するようなフラワーモチーフやボタニカルモチーフも多い。帽子に使われている羽根や、バッグのディテールには、島にたくさん生息しているクジャクからの連想なのかもしれない。


 そんな中にスキューバダイビング的要素が加わる。フィンの形をした襟や水滴のように見えるディテール。テーラードテイストのジャケットはテクニカル素材で作られ、ダイビングショーツとコーディネート。海がテーマとなっている流れで、魚のうろこのように生地を貼り合わせたミニスカートや波のような不均衡なドレープが効いたドレス、深海生物のようなプリントが描かれているジャケットも登場する。そして最後はマーメイドを連想させるシルエットに、裾や袖の部分に構築的なボリュームを持たせたオーガンザやジョーゼットのドレスたちで締めくくった。
 
文:田中美貴
 
来場セレブリティ












 
Courtesy of LOUIS VUITTON
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