Microsoft、Windows 11でも内蔵SATAドライブが外付けと誤認識の可能性認める

2023年5月25日 09:17

印刷

記事提供元:スラド

headless 曰く、 Windows では SATA 接続の内蔵ドライブ (HDD または SSD) がリムーバブルドライブとして表示されることがある。これまで Microsoft のサポート記事では Windows 7 ~ 10 が影響を受けると記載されていたが、このたび Windows 11 も追加された(Microsoft サポートの記事Neowin の記事Ghacks の記事)。

デバイスがリムーバブルとみなされるかどうかは、BIOS による SATA ポートへのマーキングによって決まる。インボックスドライバーは SATA ポートを調べ、「外部」とマークされたポートに接続されたデバイスをリムーバブルとみなす。リムーバブルとみなされた内蔵ドライブは取り外し可能なデバイスとして通知領域にアイコンが追加され、取り外し操作を実行すると問題が発生する可能性もある。そのため、内蔵ドライブが誤ってリムーバブルと表示される場合、最初に BIOS アップデートの有無を確認することが推奨される。

BIOS アップデートが提供されていない場合、レジストリで特定のポートをリムーバブルとみなさないよう設定することで問題を回避可能だ。大まかな手順としては、デバイスマネージャーでディスクドライブのプロパティを開き、「全般」タブの「場所」で「Bus Number」として記載されている数字を控えておく。設定するレジストリ値は Windows 8 以降の場合、「HKLM\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\storahci\Parameters\Device」の複数行文字列値「TreatAsInternalPort」だ。

この値がない場合は作成し、控えておいた数字を値のデータにセットする。既にこの値が存在してデータがセットされている場合、控えておいた数字を値のデータの新しい行に追加すればいい。

 スラドのコメントを読む | ITセクション | バグ | Windows | IT | ストレージ

 関連ストーリー:
Windows 11 Insider Preview、スタートに作成したフォルダーの名前を設定可能に 2022年03月20日
データ消失が発生している SanDisk ブランドのポータブル SSD、ファームウェア更新で対応へ 2023年05月24日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事