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13日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安で反落、ITハイテク株に売り
*16:47JST 13日の中国本土市場概況:上海総合0.3%安で反落、ITハイテク株に売り
13日の中国本土市場は、主要指標の上海総合指数が前日比8.82ポイント(0.26%)安の3318.36ポイントと反落した。
外部環境の不透明を嫌気する流れ。米インフレの高止まりや、米経済の落ち込みが懸念材料だ。ただ、指数はプラス圏で推移する場面もみられている。取引時間中に公表された3月の中国貿易統計は、輸出入がそれぞれ予想を上回った。米ドル建て輸出は14.8%増(予想は7.1%減)、輸入は1.4%減(予想は6.4%減)となっている。市場関係者の一部からは、中国景気の持ち直しは続いている――などと分析された。(亜州リサーチ編集部)
業種別では、ITハイテクの下げが目立つ。スーパーコンピューター世界大手の曙光信息産業(603019/SH)が7.7%安、インターネット・セキュリティーの三六零安全科技(601360/SH)が6.1%安、IC設計の上海韋爾半導体(603501/SH)が5.4%安、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が4.6%安、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が4.1%安で引けた。
不動産株もさえない。新湖中宝(600208/SH)が1.6%、新城控股集団(601155/SH)が1.5%、格力地産(600185/SH)と華麗家族(600503/SH)がそろって1.4%ずつ下落した。素材株、自動車株、エネルギー株、保険・証券株なども売られている。
半面、医薬品株はしっかり。薬明康徳(603259/SH)が3.9%、江蘇恒瑞医薬(600276/SH)が3.8%、上海医薬集団(601607/SH)が2.0%、人福医薬集団(600079/SH)が1.7%ずつ上昇した。海運株、酒造株、公益株、銀行株も買われている。
一方、外貨建てB株相場は、上海B株指数が2.12ポイント(0.72%)高の296.73ポイント、深センB株指数が4.51ポイント(0.38%)安の1185.51ポイントで終了した。
亜州リサーチ(株)《CS》
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