誤解を招く!? 意味が異なるカタカナ英語3選 part 3

2023年4月9日 11:16

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 日本語として使われているカタカナ英語には、本来の英語の意味とは異なって使われているものが少なくない。そのまま使ってしまうと誤解を招いてしまいかねない。3回目となる今回も、そのような3つの単語を紹介する。前回の記事も是非参照して頂きたい。

【前回は】誤解を招く!? 意味が異なるカタカナ英語3選 part 2

■consent

 日本で使われる「コンセント」は英語では「同意」を表す意味の単語である。「コンセントある?」というつもりで「Do you have a consent?」と言ってしまうと「同意はあるのか?」と全く異なった意味になってしまう。

 日本でのコンセントは英語では「socket」「outlet」である。イギリスでは「socket」、アメリカでは「outlet」が使われる。socket、outletに挿すケーブルは「plug」である。

■interesting

 interestingは英語教育の初期の段階で出てくる単語である。日本人にとってはお馴染みの単語の1つで「interesting = 面白い」と覚えている方が多いのではないだろうか。
ポイントは「面白い」の解釈である。日本語についても同様にいえることだが、interestingは「興味深い」という意味での面白いである。「an interesting story」であれば「興味深い話・物語」との意味になる。

 笑いを誘うような「面白おかしい」という意味を表す場合は「hilarious」などの単語を使うと良いだろう。

■seal

 sealを辞書で引くと「判、印、印鑑、封印、(社会事業団などの発行する)シール」となっている。したがって日本語でのシールはペタペタと貼るもの全てを指すが、英語の場合は限定的なものになる。

 そもそもsealには「(空気・水などのもれを防ぐ)密封する」というニュアンスを含んでいる
日本語のシールに近いのは「sticker」である。

 ところでなぜコンセントと呼ばれるようになったのか。その由来は大正時代に日本に入ってきた「concentric plug」という同心円型の器具にあるといわれている。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る

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