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引越時期分散要請と助言「Q&A」 国交省がHPで
全日本トラック協会による大手引越業者6者のヒアリングの結果、2020年度統計では5月~2月までは毎月15万件前後だが、4月は20万件超、3月は30万件超と倍増している[写真拡大]
国交省は3月、4月に集中する引越時期の分散を呼び掛けるとともに、利用者向けにトラブル防止のための「Q&A」をHPで紹介している。
引越サービスを受けた側の声として「3月末の土日の引越と比べ引越代金が安くなった」「会社の従業員の引越に係るコストを抑えることができた」「3月の最終週から引越時期をずらすことで予約が取りやすくなった」などを紹介。
全日本トラック協会による大手引越業者6者のヒアリングの結果、2020年度統計では5月~2月までは毎月15万件前後だが、4月は20万件超、3月は30万件超と倍増している。
引越事業者の選び方では「電話のみや一括見積サイトなどの見積りのみで引越事業者を決めることによるトラブルが多く発生している」として「必ず直接事業者と顔を合わせ、訪問見積りを行った上で信頼できる事業者を選んでください」と注意喚起。
引越事業者から家の中を下見させて欲しいと言われたが自宅に入られるのがイヤ。下見を断ってもいいか、との問いには「荷物量、搬入経路や附帯作業等引越に係わる情報について引越事業者に明確に伝えられる場合を除き、トラブルの元となるので、下見を行うことをお勧めする。全日本トラック協会でも下見を行うことを推奨している」と助言。
見積りを依頼した引越事業者から段ボールを送りたいと言われたが、送ってもらってもいいかでは「ダンボール受領は業者を決め引越成約を行った後にしましょう。(電話での申し込みを成約とみなされます)。成約前のダンボールの受領は業者決定に際してトラブルの元となるので特に注意が必要」としている。
引越作業前に事業者から内金を支払ってと言われたが、必要かでは「引越事業者が内金や前払い金(引越当日を除く)を請求することは約款違反となるので支払いは不要」としている。
引越終了後、見積り金額より多い金額を請求された。支払わないといけないのかでは「引越約款において事業者側の都合による見積金額の増額は認められていない。ません。お客様側の都合で荷物が増えたこと等が原因により料金に変更が生じた場合は追加料金をお支払いいただくこととなる」と助言。
引越優良認定制度(引越安心マーク)について「全日本トラック協会は事業者責任の明確化やコンプライアンス等について、一定の要件を満たした引越事業者を引越優良事業者として認定し、引越安心マークを付与している。引越優良事業者については全日本トラック協会のホームページで検索できるので引越事業者を選ぶ参考に」と紹介している。(編集担当:森高龍二)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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