ゼニア、米ブランド「ジ エルダー ステイツマン」とのコラボコレクションをパリで発表

2023年3月2日 08:25

印刷

記事提供元:アパレルウェブ



 「ゼニア(ZEGNA)」が「ジ エルダー ステイツマン(The Elder Statesman)」とコラボレーションしたコレクションを発表。2023年2月27日には仏パリでお披露目を兼ねてイベントを開催した。

 

 同コレクションは、同年1月に伊ミラノで発表された「ゼニア」2023秋冬コレクションショーでティーザールックとともに発表されたもので、「ゼニア」のシグネチャーの素材オアジカシミヤを中心に組み立てた。

 

 「ジ エルダー ステイツマン」は米ロサンゼルスを拠点とするブランドで、独特の染めとカラーのニットなどを強みとしている。今回のコラボレーションは、両社の理念に不可欠な考え方である垂直型クラフトマンシップ精神の共有から始まったという。同社グループのプラットフォームでは、すでに「ジ エルダー ステイツマン」独自の垂直統合プラットフォーム(ロサンゼルスの工場、オフィス、デザインスタジオに集う編み物職人、手染め職人、刺繍職人を含む 50 人を超える職人チーム)との連携が進んでおり、エルメネジルド ゼニアグループのファブリックと糸を提供し始めているという













Photo:Virgile Guinard for ZEGNA x TES
 
 
 パリのイベントでは、左岸のギャラリーを使用してコレクションを展示。会場の外観、内観共にカラフルに演出し、「ジ エルダー ステイツマン」の持ち味を最大限拡張した空間に仕上げた。

 

 コレクション全体としてはシーンを問わないリュクスなリラックススタイルを提案。ノスタルジックな色や柄をミックスさせ、素朴さを感じさせる素材に、遊び心を忍ばせた。






















 日に焼けたフランネルに着想を得た格子柄を、最高級カシミヤのボタンダウンシャツ、ロングショートパンツ、トラウザーに織り込んだ。 着古したコーデュロイを思わせるファブリックは、ライラック、バッカレッド、グリーン、オーロライエロー、グリーン&ビキューナなど、豊かな色彩のスーツに使用。 100 年の歴史を持つ帽子工場で手作業で成形されたフェルト製バケットハットとフィット感あるベースボールキャップ、そしてブラッシュドカシミヤのスリッポンなどもアクセントとなっている。

 

 

 「ゼニア」は今回のコラボレーションを第一弾として位置付けており、今後の展開に注目だ。
 
Courtesy of Zegna
 
■「ゼニア」公式サイト

※この記事はアパレルウェブより提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事