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APNIC ECの改選、AfriNICの騒動を繰り返さないために大量推薦を警戒
世界56か国でIPアドレスとAS番号を配布・管理している非営利団体「APNIC」の理事会メンバーの選挙が間近に迫っている(APNIC ECとは)。そんな中、オーストラリアのベテラン通信技術者であるKarl Kloppenborg氏は、同団体のガバナンスを単一の団体が独占できないよう、規約を速やかに書き換えるよう求めている(APNIC EC ELECTION - NOMINATIONS、The Register)。
Kloppenborg氏によると、選挙に立候補した数名の候補者が、モロッコに拠点を置く団体「Number Resource Society(NRS)」の推薦を受けているという。NRSは過去に、アフリカ地域のインターネットレジストリである「AFRINIC」の理事会に候補者を推薦してきた経緯があるという。NRSはAPNICの選挙でも複数の候補者を推薦しているとのこと。NRSが支持する候補者の1人は、香港を拠点とする起業家で過去に不正なIPv4アドレスの取引でトラブルが指摘されていたことがあるようだ。
日本国内でも日本人唯一の候補者であるIIJのYoshinobu Matsuzaki氏を推すだけではなく、同じ背景組織からの大量推薦を1人も通さないようにしないといけないといった声も出ている模様(関連ツイートその1、その2)。
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