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ヤマハ、写真や動画にあわせBGM自動生成するアプリ開発
アプリの利用イメージ。(画像: ヤマハの発表資料より)[写真拡大]
ヤマハ(静岡県浜松市)は19日、写真や動画にオリジナルの音楽を自動でつけられるBGM作成アプリ「AmBeat(アンビート)」の提供を開始した。無料プランも用意しており、動画版のブログであるVlog(Video Blog)ユーザーの利用などを見込んでいる。
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アプリに写真や動画をアップロードすると、ビジュアルを解析してマッチする音楽を自動生成する。「海」「リラックス」「明るい」「パーティー」などのシチュエーションやイメージを抽出し、独自のデータベースから呼び出す。
ヤマハは外観や音に対して人がどう感じるかという「感性」をモデル化して分析する「感性研究」を行っており、この研究成果を活かして開発した。
無料プランでは、毎月10本までBGMを作成できる。月額500円(税込み)のプレミアムプランでは、楽曲制作数は無制限だ。「R&B」「ロック」「スイングジャズ」「エレクトロダンス」など500種類の音楽パターンから、多彩な曲調のBGMを作成可能だ。
作成した曲は、アプリ上で編集可能。コード進行や構成を変更したり、テンポを変えることで自由にアレンジできる。歌詞を入力すれば、ボーカロイドによる歌唱も挿入可能だ。
BGMをつけた画像や動画は、SNSに投稿したり、「BGMつきの思い出」として保存しておくことができる。
YouTubeやTikTokのプラットフォーム上で、Vlogを発信する個人が増えている。コンテンツにBGMをつける需要が高まっていることから、BGM作成アプリを開発した。専門的な知識が無くても、スマホで簡単にイメージ通りのオリジナル曲をつけられる。
ヤマハは人の感性を科学的に捉え、企画・開発につなげる研究を行っている。職人や技術者の保有する暗黙知を、伝承しようとする試みだ。心理学や機械学習なども取り入れ、独自の技術開発に取り組んでいる。(記事:土佐洋甘・記事一覧を見る)
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