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「on = ~の上」と覚えては英語は話せない? part1 コアで覚える英語 - 前置詞 (5)
コアで覚える英語前置詞シリーズの第5回は「on」を紹介する。おそらく多くの日本人が認識しているのは「on = ~の上に」ではないだろうか。しかし前置詞は訳語に頼っていると使い分けが難しい。今回は「on」のコアについてシェアしよう。
【こちらも】「out=外に出る」と覚えては英語は話せない? part2 コアで覚える英語 - 前置詞 (4)
■onのコア
「on」のコアは、「~に接触して」である。ポイントは必ずしも「~の上に」ではなく、水平・垂直方向を問わず「接触関係」を表している点だ。「On the wall」のように「壁についている(対して接触している)」という場合にも用いる。
「~の上に」と理解していては、「on」を理解するのは難しいだろう。また物理的な接触だけでなく抽象的なものや事柄の接触も表す。そのコアイメージから、どのような意味に発展するかを見ていこう。
■~の表面に・~の上に
ものが場所に接触していることを表す、日本人にとって最も一般的と感じる表現だろう。
例)
1. There's a book on the desk.「机の上に(1冊の)本がある」
2. A fly on the ceiling.「天井にとまっているハエ」
注意点は、2番目の例文のように「~の上」である必要はないということだ。コアイメージで体得できていないと、2番目の例文のように使いこなすのは難しいだろう。
■位置が~に接している
何かがあるものの付近にあること、つまり接触していることを表す。
例)
1. The store is on Yamanote line「そのお店は山手線沿いにある」
2. My house on a river.「川沿いにある私の家」
「on」を辞書で引くと、膨大な訳が出てくる。特に前置詞はさまざまな用途で用いられるため、これらを全て覚えるのは困難である。
全ての単語にもいえるが、特に前置詞はコアイメージを覚えることを重要視するのが英語上達の近道といえるだろう。次回は更に「on」の使い方について紹介する。(記事:newpowersoul・記事一覧を見る)
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