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ポール・スミス 2023年春夏ウィメンズコレクション - 夏の最も暑い一日を着想源に
ポール・スミス(Paul Smith)の2023年春夏ウィメンズコレクションが発表された。
■夏の最も暑い一日を反映させて
夏の最も暑い一日を着想源とした今季。パリ・ファッションウィークにて発表した2023年春夏メンズコレクションの流れを汲み、1980年代のアートを想起させるプリントや現代的な素材などを用いて、テーラリングやイブニングウェアの持つ汎用性に焦点を当てたルックを提案する。
■80年代アート着想“暖かな夏の日”プリント
コレクション全体を通して目に留まるのは、太陽の光を浴びたようなパレットをベースとし、80年代のエアブラシの技法に着想を得たグラフィック。シャツやテーラリング、トレンチコートなど幅広いアイテムに採用した。また、シャツやタンクトップに施されたクラウドプリントは暖かい夏の日を連想させ、爽快な印象を抱かせる。
■上質な素材による上品な佇まい
リネンにブークレ、ジャージ、スーティング、サテン、レザー。今季は、これらの上質な素材を用いたアイテムで構成される。たとえば、ブラック&ホワイトリネンのタキシード風ツーピースやホワイトサテンのタキシードからは、フォーマルなドレスに取って代わる役割を担えるほどの気品や風格が感じられる。
■テーラリングをアップデート
コレクションの根幹を成すテーラリングは、ディテールにまでモダンなテイストを加え、伝統的なスーツのコードをアップデート。その象徴となるのは、アシンメトリーな前合わせと分厚い生地感でショルダーを強調したノースリーブベストに、ショートパンツを合わせたセットアップスタイルだ。
■カジュアルさとフォーマルさの対比
ドレスは、カジュアルさとよりフォーマルな要素を対比させて。特に、ジャージ素材のロングドレスは身頃や袖口、襟元などに細かなギャザリングを施し、ギリシャガウンを想起させる一方、スポーティーな印象も抱かせドレスアップもドレスダウンもできる2つの顔が持ち味だ。夏の暑さを思い起こすコバルトブルーやバーントオレンジといったカラーで彩られている。
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