キャデラックとアンドレッティがF1参戦を表明

2023年1月8日 18:02

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F1参戦予定を明かしたアンドレッティとキャデラックのロゴ。(画像: キャデラック発表資料より)

F1参戦予定を明かしたアンドレッティとキャデラックのロゴ。(画像: キャデラック発表資料より)[写真拡大]

 ゼネラル・モーターズ(GM)とアンドレッティ・グローバルは5日、F1への参戦を目指すと発表した。GMはキャデラックブランドでF1へ参入する。

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 アンドレッティ・キャデラックの具体的な参戦予定はまだ未定だ。FIAが示す参戦手続きに従い、承認に向けた準備をこれから進める。

 キャデラックは、GMによる高級車ブランド。北米に限らず日本国内などでも市販車販売がある。さらにモータースポーツでは北米耐久レースシリーズのIMSAなどで活躍中だ。今回のF1へのステップアップにも、期待がかかる。

 2023年にキャデラックは、ル・マン24時間レースなどを扱う世界耐久選手権(WEC)への参戦も計画。北米にとどまらず、グローバルな活躍を見据えている。

 一方でレーシングオーナーのマイケル・アンドレッティは、北米のインディカーで80年代~00年代初頭を中心に活躍。1993年にはF1のマクラーレンチームに入り、アイルトン・セナのチームメイトを務めた。現在は北米インディカー・シリーズや電気自動車のフォーミュラeなどで、チームオーナーとして活動中だ。

 アンドレッティは以前からF1参入への興味を示していた。既存チームとの提携を模索していたが、長らく交渉がまとまらないままだった。だがキャデラックとのタッグが決まり、F1参戦へ一歩前進を果たしたことになる。

 2022年のF1には、メルセデス・ベンツ、フェラーリ、アルピーヌ、アルファ・ロメオなど、世界中から多様なメーカーが参戦した。これらは2023年にも参加の見通しだ。キャデラックが加われば、新たにアメリカ代表のメーカーが、既存企業と戦うことになる。

 アンドレッティとキャデラックは、ともに北米を中心にレースの実績を磨いてきた。その成果が、F1でどこまで通用するのか。まずは参戦手続きのクリアが重要である。

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