期間を示す英単語「for」「during」「while」の違いをシンプルに整理

2022年12月24日 21:38

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 英語の「for」、「during」、「while」はいずれも「~の間」のように期間を表す時に用いる単語だが、具体的にどんな時にどれを使えばよいかわかるだろうか。少々ややこしいが、できるだけシンプルに違いを説明してみよう。

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■for

 時間を表す「for」の使い方はシンプルだ。「for」は表したい時間の前に置く。時間の長さは何でもよい。30秒でも1時間でも、また、50年だろうが、「for 30 seconds」、「for one hour」、「for 50 years」のように「for」の後に表したい時間の長さを示すだけだ。

 迷う時は「How long...?」の答えとなるかどうかで考えるとよい。たとえば「昨夜3時間勉強した」は「I studied last night for 3 hours.」だが、「How long did you studied last night?」の答えになる。ほかにも以下のような例がある。

・We lived in Tokyo for 5 years.
・She has been teaching English for 20 years.

■during

 「during」もそう難しくない。まず、何をしたのかというアクションを述べ、次に「during」と表したい出来事の名詞を続けるだけだ。

 たとえば、「私たちは映画を見ながらポップコーンを食べました」なら、「We ate popcorn during the film.」だ。また、「We shouted a lot during the football game.」のように、まず「私たちはたくさん叫んだ」というアクションがあり、「during」を挟んでサッカーの試合という名詞を続ける。

 以上のように、基本的には「We ate popcorn」や「We shouted a lot」というアクションを述べて、それと同時に起きている出来事(「the film」や「the football game」などの名詞)を「during」でつなぐと覚えておくとよい。

■while

 同時に起こっている2つの出来事について話す際に用いるという点では「during」と同じだが、「while」の場合、後に文章が続く。「while」の後、主語を省略して動詞のingから始まる場合もあるが、基本はSとVからなる文章が続くと覚えておいていいだろう。

 「while」を使用するシチュエーションだが、「ある出来事が起こっている間に、その背景で別の出来事が進行している」が基本だ。また、2つの出来事が同時に起こっているものの、一方の出来事はもう一方の出来事の途中に始まったという場合にも「while」を使う。

 前者の例では、「I called my friend while my dad was cooking.」や「He loves listning to music while he is driving.」がある。「電話する」と「料理する」、「音楽を聴く」と「運転する」、時間関係はともかく、1つのアクションが進行している間に別のアクションも同時進行しているわけだ。

 一方、「The teacher recommends we make notes while we watch the video.」が後者の例だ。まず映像を見るというアクションがあり、その見ている途中でメモを取るという別のアクションがスタートする。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る

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