ジル サンダー 2023年春夏コレクション - 相反するものが混ざり合う「カルフォルニア」を出発点に

2022年12月21日 16:43

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記事提供元:ファッションプレス

 ジル サンダー(JIL SANDER)の2023年春夏コレクションが発表された。

■西海岸、カルフォルニアに思いを馳せて

 ウィメンズとメンズの発表を同時に行った今シーズン。ルーシー&ルーク・メイヤーが今季のクリエイションに向けて思いを馳せたのは、アメリカ・西海岸だ。中でも、華やかなハリウッドや、最先端のテクノロジーが生まれるシリコンバレーなど、多彩な顔を持つカルフォルニアにフォーカス。対照的なものを参照しながら、今に寄り添う現代的なコレクションを展開していく。

■多彩なジャケットスタイル

 散見されたのは、カジュアルとフォーマルが交差するジャケットスタイル。ワイドなシルエットや、足元に合わせたスニーカーやトングサンダルによってリラクシングなムードを演出しつつ、ボリューミーなネックレスやドレッシーなバッグによってエレガントな印象に仕上げている。

■イルミネーションのようなプリント

 煌びやかな街の輝きをそのまま落とし込んだようなルックも目を引く。流れるようなシルエットのドレスやロングトップスに施された、夜景を彷彿させる繊細なプリントはその好例。また、ブラックのワンピースやトップスに配された“雲”のようなパーツや、オールインワンやスカートにあしらわれたスパンコールのフリンジもコレクションに漂うリュクスなムードを加速させる。

■シルクからフェザーまでバリエーション豊かな素材

 素材は、エアリーなコットンボイルから柔らかなコットンリネン、艶やかなシルク、シャリ感のあるコットンビスコース、立体的なニットまでバリエーション豊か。時折差し込まれたフェザーは、ブランドらしいミニマルなシルエットにドラマチックなアクセントをプラスする。

■バラエティに富んだ新作バッグ

 素材と同様にバッグもバラエティに富んだラインナップ。ゴールドやシルバーのチェーンハンドルが付いたバッグや、溢れんばかりのスパンコールが輝くクラッチ、肩から下げられるドローストリングバッグなどが披露された。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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