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副業収入を増やすのにおすすめの資格は?
副業収入がなかなか増えず、打開策を探している人もいるだろう。時間の切り売りでは、消耗してばかりで副業は長続きしない。本記事では、副業収入を増やすのにおすすめな資格について、紹介する。
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■副業収入を増やすなら資格取得がおすすめ
クラウドソーシングサイトなどで副業を始めたものの、思ったように副業収入が増えないと悩んでいる人もいるのではないだろうか。また目標の副業収入を稼げたとしても、労力や時間を考慮すると非効率的に感じられる場合もある。こうした時間を切り売りする形での副業は、消耗しやすく継続しにくい点が問題だ。
副業でより効率的に稼ぐためには、資格取得がおすすめである。資格があることで副業単価が上がるだけでなく、案件獲得がしやすくなり、仕事の幅も広がるからだ。ポートフォリオで資格をアピールしておけば、クライアントからの信頼も得やすく、マッチングもスムーズになる。
特におすすめの資格には、日商簿記検定(簿記)、ファイナンシャルプランナー(FP)、宅地建物取引士(宅建士)が挙げられる。簿記はレベルが高いほどに、クラウドソーシングで事務業務の高単価案件を獲得しやすい。FPについては、お金のスペシャリストとして、クラウドソーシングでのライティングの高単価案件を増やせる。
宅建士については、週末を利用した不動産系の副業に役立つ資格だ。加えて、宅建士を目指している人々に対して、資格勉強のYouTube動画を配信する活用法もある。
TOEICや英検も副業に有用な資格だが、必ずしも高単価の副業案件が獲得しやすくなるとは限らない。英語力については、国内だけでなく海外生活者にもライバルがいるからだ。クラウドソーシングサイトで英語が活かせる案件獲得を目指しても、案件によっては海外生活者の方が有利になるケースもある。
■マンション管理士は需要が高い
先に挙げた資格以外で副業におすすめなのは、マンション管理士だ。国家資格のマンション管理士は人気や注目度では他に劣るが、将来性の点では副業収入を増やすのにおすすめだ。
マンション管理士とは、分譲マンションの管理・運営についてコンサルティングできる資格である。例えば、マンション管理組合の運営、大規模修繕などの計画立案、住民との権利関係の調整などに助言を与える業務を行う。
マンション管理士が副業におすすめである理由は、マンション老朽化問題だ。日本では、高度経済成長期に多くのマンションが建築された。こうしたマンションは現在、老朽化が進んでおり、一部は建替も行われている。
しかし、住民の高齢化により権利関係の調整が難航するケースもあり、老朽化したマンションの建替は容易ではない。加えて、建替後は建ぺい率により個数が減ることもある。そのまま再入居とはならず、再度分譲で購入するため、経済的にも現実的に困難な場合が多いのだ。高度経済成長期に多くの集合住宅が建てられた、東京の多摩ニュータウンはこの代表例のひとつである。
老朽化したマンションは外壁が崩落するといったリスクがあり、大規模修繕が必要だ。また、耐震補強も欠かせず、建替が困難な場合はマンションの改修で対応しなければならない。
そのためマンション管理組合では、計画を作り、権利を持つ住民との調整を行わなければいけない。この際、相談の場には第三者の立場から、マンション管理士であるプロの助言を仰ぐケースも自ずと増えるのだ。
マンション管理士は副業にも適しており、時間を切り売りして消耗するのを避けられる。副業の資格選びで悩んでいるなら、マンション管理士を検討してみてもいいだろう。(記事:西島武・記事一覧を見る)
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