「I’m worried」以外で使える『心配』を表す英語表現

2022年9月18日 08:25

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 英語で自分自身のことを表現する場合は、同じフレーズを繰り返すのではなく、伝えたいニュアンスに適した表現を選ぶことが大切だ。今回は、「心配する」という意味の「I’m worried」に代わる表現を紹介しよう。

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 「I’m worried」は一般的によく使われるフレーズで、実際、あらゆることに対する心配や不安を表すのに便利な表現だ。ただ、これだけでは、「なぜ」、また、「どのぐらい」心配なのかがわからない。今回の3つの表現は、そのニュアンスを表すのにふさわしい表現だ。「少し心配ぐらい」から「不安のあまり恐ろしい」状態まで、心配の度合い順に見ていこう。

■I can’t help thinking ~

 「can’t help」+動詞のing形で、「~せずにいられない」という意味を表すのはよく知られている。Elvis Presleyの有名な曲「Can't Help Falling In Love」の邦題も、「好きにならずにいられない」だった。したがって、「I can’t help thinking ~」も、「~を考えずにはいられない」という意味だ。

 これはさまざまな状況に使える便利なフレーズで、心配や不安などのネガティブなことだけでなく、ポジティブなことにも使える。たとえば、「I can’t help thinking about you」とすれば、「(あなたが好きだから)あなたのことを考えずにいられない」と、上記の曲名と同じような意味になるわけだ。一方、目的語によっては、「心配でついそのことばかり考えてしまう」というネガティブな意味に変化する。

 - Do you want to go on a picnic tomorrow?
 - I’m not sure. I can’t help thinking that it is going to rain.

■I’m worried sick about ~

 「I’m worried sick about ~」の「worried」と「about」の間に「sick」を加えることで、「~について、心配のあまり病気になりそうだ」とより強い意味を表すことができる。「心配で夜も眠れない」とか「心配のあまりお腹が痛い」といった状況にぴったりのフレーズだ。

 - What are you doing up so late?
 - I’m worried sick about the test tomorrow.

■I’m dreading ~

 「dread」とは「ひどく恐れる」という意味の動詞だ。未来の起こり得る、もしくは、起こらないかもしれない出来事に対し、極度に不安や恐怖を感じる時などに使用される。「I’m dreading」の後ろには「death」などの名詞が来ても良いし、ing形の動詞とその目的語が来ても良い。「absolutely」などの副詞を加えれば意味がさらに強まる。

 - Have you started looking for a job?
 - Not yet. I’m absolutely dreading job searching.(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る

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