未来技術遺産にフロッピー登録

2022年9月10日 08:55

印刷

記事提供元:スラド

国立科学博物館は6日、2022年度版「重要科学技術史資料(愛称:未来技術遺産)」に世界初の3.5インチフロッピーディスクなど18件を新規に登録すると発表した。3.5インチフロッピーディスクは1980年にソニーが記録用磁気ディスクとして発売、AppleやIBMなど多くのPCで用いられ、事実上の国際標準になったことが評価された。未来技術遺産にはこのフロッピーディスクと合わせて3.5インチFDD搭載の英語ワードプロセッサ「OA-S3300」と、画像をフロッピーディスクに記録したデジタルカメラ「Digital Mavica」(1997年)も同時に登録されたとのこと(国立科学博物館産経新聞ITmedia)。

このほか1980年に誕生したパナソニック製の電気自転車「Electric Cycle DG-EC2」や、世界で初めて商品化された電動アシスト自転車ヤマハ「ヤマハ パス(PAS)」、いわゆるダイヤル式の黒電話である「4号自動式卓上電話機」などに関しても登録されている。これらは東京・上野の科学博物館で13~25日にパネル展示を実施するとしている。 

スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | 日本 | テクノロジー | ハードウェア

 関連ストーリー:
政府、法令に指定されたフロッピーディスク使用指定などを見直しへ 2022年08月31日
PCソフト自販機「TAKERU」、NHKの黒歴史番組に登場 2022年08月03日
誤振込事件で話題となった山口県、データ受け渡し用フロッピーディスク廃止を決定 2022年06月22日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事