ケイイチロウセンス 2023年春夏コレクション - 水に魅せられた近未来的ワードローブ

2022年9月2日 08:29

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記事提供元:ファッションプレス

 ケイイチロウセンス(Keiichirosense)の2023年春夏コレクションが、楽天ファッション・ウィーク東京(Rakuten Fashion Week TOKYO)期間中の2022年8月29日(月)に、表参道ヒルズ内スペースオーにて発表された。

■”水”の表情をワードローブで表現

 「アート×テクノロジー×ファッション」の融合をコンセプトに掲げているブランド、ケイイチロウセンス。今シーズン、デザイナー・由利佳一郎の心を捉えたのは、”水”。豊かな表情を見せる”水”を、ケイイチロウセンスの世界を通して、ワードローブに落とし込んだ。

 「リアルとバーチャルを融合させたショーを作りたかった」と語る由利佳一郎。水滴を纏った由利佳一郎自身の3D映像が映し出されるともにショーが始まり、会場を近未来的な雰囲気で彩った。

■水面を思わせる涼し気なルック

 ファーストルックを飾るのは、揺らめく水面のように涼し気なオーガンザ素材を纏ったルック。中には同柄のボディスーツを着用し、ワントーンで統一しながらも奥行きのある佇まいに仕上げた。

■流麗な水のようなボディスーツ

 続いて登場するのは、流麗な水を彷彿とさせるデザインのボディスーツ。草食恐竜・サウロロフスの化石のレプリカから生まれた特別なレザー生地を使用し、個性的な表情に。コーディネートしたバックパックも同デザインで彩ることで、ファッショナブルなアイテムに昇華している。

■近未来を想起させるパワードスーツ

 また、体の動きをアシストするパワードスーツにも目を奪われる。配線のようなディテールや色とりどりのボタンをセットしたパーツを至る所に配することで、ケイイチロウセンスらしいフューチャリスティックなビジュアルに仕上げた。

■レースを幾重にも重ねたドレス

 そして終盤、リボンを用いた可憐なパフォーマンスと共に現れたのは、レースを幾重にも重ねたドレスだ。上半身を覆ってしまうほどのボリューミーな佇まいながらも、軽やかなオリジナルオーガンザ素材を採用し、エレガントな雰囲気に。上身頃は繊細なビーズで仕立てることで、優雅なムードをより一層加速させている。

※本記事はファッションプレスニュースから配信されたものです。ファッションプレスでは、ブランド、デザイナー情報、歴史などファッション業界の情報をお届けしています。

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