英語で相手の意見を尋ねる、「What do you think?」以外のフレーズ

2022年8月7日 20:44

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 「What do you think?」は、英語であることについて意見を尋ねる時に便利な表現だ。しかし、多くの英語学習者はこのフレーズばかりを使いすぎる傾向がある。人に考えていることを尋ねたい時に使える表現は、カジュアルな状況においてもフォーマルな状況においても、これ以外にたくさんあるのだ。ぜひ場面に応じて使い分けられるようになろう。

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 そこで、「What do you think?」の代わりに使えるフレーズを、基本レベルから順にいくつか紹介しよう。

■Do you agree/disagree?

 「Do you agree?」、もしくは、「Do you disagree?」は、ある考えや意見について自分が話した後、相手が同じように考えているかどうかを確かめたい時に便利だ。「Do」の代わりに「Don’t」を使って、「Don’t you agree/disagree?」としてもよい。

 否定疑問文がわかりにくいと感じる人もいるだろう。ただ、肯定形であれ否定形であれ、「agree」なのか「disagree」なのか予期する答えを動詞に持ってくれば、少なくとも尋ねる側には問題ないはずだ。

 たとえば、「Vanilla ice cream is the best. Don’t you agree?」と尋ねる場合、フランクに訳せば「あなたもバニラアイスクリームがベストと思ってるでしょ。そうじゃない?」という意味になる。

■How do you feel about this?

 この質問は直訳的には相手がどう感じているかを尋ねていると思えるが、実は感情や感覚ではなく、相手の考えを尋ねている。もちろん「this」の代わりに、あらゆる名詞や動名詞が使える。「How do you feel about backpacking around the world?(バックパックで世界一周についてどう思う?)」なんて表現も可能だ。

 なお、日本人にありがちな間違いとして、「What do you think?」と言うべきところを「How do you think?」としてしまうことがある。「what」なら「think」、「how」なら「feel」で受けるとセットで覚えておこう。

■I’d love to hear what you think

 日本語に訳せば、「あなたがどう考えているのかぜひ聞きたい」となる。この日本語のニュアンスのとおり、相手がシャイなので自分から積極的に意見を言わない時などに、発言を促す際に使える。

■Could you share your thoughts on this?

 先ほどの例と同じく相手の発言を促すためのフレーズだが、「could」を使うことによってより丁寧な表現となっている。文末、もしくは、「could you」の後ろに「please」と加えると、さらに丁寧な言い方になる。ビジネスシーンでも使いやすいフレーズだろう。

 これも文末の「this」の代わりに、あらゆる名詞、動名詞を使って尋ねたいことを表せる。たとえば、「Could you share your thoughts on the plan for the next month?(来月の計画ですが何かご意見はございますか?)」といった感じだ。(記事:ムロタニハヤト・記事一覧を見る

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