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米カリフォルニア州、州外への引越しが増加
米国で住民のカリフォルニア州離れが起きているそうだ。カリフォルニア州はシリコンバレーのあるIT企業の中心地だが、シカゴ連邦準備銀行のレポートによれば、コロナ禍による仕事と生活のバランスの変化やリモートワークの機会の増加などから転職の決断を下す人が増加したのだという。多くがテキサス州、バージニア州、ワシントン州、フロリダ州など移り住んでいることが分かったとしている(Sfgate、Los Angeles Times)。
カリフォルニア州の財務省の統計によれば、カリフォルニア州は2020年4月から2022年1 月までの間に35万2000人以上の住民が流出した。州の人口は2010年から2020年の間に5.8%増加しているものの、米国の全国成長率の6.8%を下回っている。米国では10年ごとの人口統計をもとに各州に下院の代表を割り当てる制度があるが、この人口減の影響により、カリフォルニア州は州史上初めて議席を減らすことになったとしている(Los Angeles Times)。
これまでの過去20年間は、移民の流入がカリフォルニア州における人口流出を相殺してきた。しかし、コロナ禍の影響などで米国への移民申請の処理の遅れが生じており、移民数が最低になったことも影響しているという。
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