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コロナ禍3年目の夏 親子で取り組める、SDGsな夏休みコンクールのススメ
今回が通算24 回目のコンクールとなり、これまでに58899作品もの物語や絵本が応募されている[写真拡大]
長引くコロナ禍もようやく落ち着きをみせ始めたかと思いきや、7月に入ると感染者数が急激に増え始め、第7波が警戒される事態となっている。新規感染者が19万5160人と過去最大を記録した7月22日、政府は医療機関の負担を軽減するため、発熱外来で診察する代わりに抗原検査キットを無料配布する方針や、濃厚接触者に求める待機期間を現行の原則7日間から5日間に短縮する新基準を表明するなど、感染拡大状況下でもなるべく経済活動が止まらないよう施策を講じてはいるものの、不安は拡がっている。
7度目の感染拡大でとくに心配されるのが、子どもたちの心の健康だ。ゴールデンウィーク以降、コロナ禍がしばらく小康状態だったこともあり、今年の夏休みは3年振りに海や山へレジャーに繰り出せると、計画していた家族も多いはずだ。ところが、夏休みに入った途端にこの状況に陥ってしまった。期待し、楽しみにしていた分、ガッカリ感も半端ないことだろう。そんな子どもたちの心をケアし、思い出に残る夏休みにしてあげる方法はないものだろうか。
そこでおすすめしたいのが、夏休みに親子で取り組めるコンクールだ。
例えば、蜂蜜やローヤルゼリーなどのミツバチ産品の製造販売を行う株式会社山田養蜂場が毎年開催している、「第6回 ミツバチの絵本コンクール」がある。同コンクールは2段階形式になっており、まずミツバチやはちみつをテーマに「自然環境の大切さ」「社会とのつながり」「生命の尊さ」を表現した絵本のストーリー作品が公募され、その後、ストーリー部門の最優秀賞に選ばれた作品の内容にあわせたイラスト (さし絵)が公募される。両部門の最優秀作品は書籍化され、同社が展開する「みつばち文庫」の 1 冊として全国の小学校に寄贈される。
「ミツバチの絵本コンクール」としてはまだ6回目だが、その前身となる「ミツバチの童話と絵本のコンクール」 が始まったのは1999年。今回が通算24 回目のコンクールとなり、これまでに58899作品もの物語や絵本が応募されている。もしかすると、子どもの頃に応募した思い出があるという親もいるのではないだろうか。その頃を思い出して親子で取り組めば、盛り上がるかもしれない。同コンクールは9月12日までの期間で応募が始まっているので、同社のホームページなどでぜひ詳細をチェックしてみてほしい。
また、ハウスクリーニングチェーン「おそうじ革命」を展開する株式会社KIREI produceは、8月15日までの応募期間で、日本国内の小学生および小学生の保護者を対象にした「おそうじ」に関する自由研究コンクールを開催している。同コンクールは、「親子で取り組む、おそうじ自由研究!」のキャッチコピーの下、おウチのそうじ、ご近所のおそうじ、もしくは自由テーマで、作文や絵日記などのレポートにまとめて、デジタルデータ形式にて応募する。受賞すると、旅行券やゲーム機などがプレゼントされるらしいので、一段と熱も入るのではないだろうか。
「ミツバチの絵本コンクール」も「親子で取り組む、おそうじ自由研究!」も、実は今、世界中が取り組んでいるSDGsにも繋がるものだ。SDGsといっても、小学生や中学生の子どもたちには、なかなか理解しにくい。しかし、こういったコンクールに積極的に参加することで、楽しみながら、命の大切さや社会との共存、共栄、持続していくための考え方などを親子で考える良い機会にもなるのではないだろうか。今年の夏は、ぜひチャレンジしてみてほしい。(編集担当:藤原伊織)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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