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WordPerfect for UNIX、Linuxに移植
Google Project Zero の Tavis Ormandy 氏がワープロソフト WordPerfect for UNIX の CUI 版をモダン Linux で動作可能にするためのビルドツールとパッチを開発し、GitHub で公開している(Ormandy 氏のブログ記事、The Register の記事、GitHub リポジトリ)。
Ormandy 氏は大好きだという Lotus 1-2-3 の UNIX 版を Linux に移植しているが、今回の WordPerfect For UNIX は 1993 年の広告を見て興味をひかれたという。この広告はバージョン 5.1 のもので、GUI 版と CUI 版の両方が利用できること、CUI 版でも段組みやドロップダウンメニュー、ドキュメントプレビューなどの機能が利用できることなどが説明されている。Ormandy 氏はドキュメントプレビューがどのようなものか確認したくなったようだ。
週末のハック作業により、このドキュメントプレビュー機能はターミナル内で印刷プレビューを表示する機能であることが判明する。表示には Sixel を用いるので、DEC VT340 互換のターミナルが必要だ。Linux 移植版ではスケーリングの調整が必要とみられるものの、基本的に問題なく動作するとのこと。
実際に Ormandy 氏が作成したパッチは WordPerfect 7.x (1997 年リリース) のものであり、WinWorld で公開されている 7.x の ISO イメージが必要だ。簡単に動作を試したい人向けには .deb も用意されている。このバージョンは評価版という位置付けだが、特に制限なく使用できるとのことだ。
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