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猛暑でも「マスクは外さない」8割 マスク規制緩和「賛成」は半数
日本唾液ケア研究会が「夏のマスク着用意向」に関するアンケート調査。今年の夏、マスクを外すと答えた人は約2[写真拡大]
ワクチン接種の普及やウイルスの変異などにより重症化率が減少し、日本政府も春からコロナ予防規制の緩和を推進している。特に、マスクの着用については夏に向けて熱中症のリスクも高まり、屋外等でマスクを外すことをむしろ推奨している。しかし、猛暑が続くと予想される今夏においてもマスクを外さない意向の者が8割近く存在するようだ。
NPO法人日本唾液ケア研究会が、6月下旬に一般生活者1000名を対象に実施した「夏のマスク着用意向に関するアンケート調査」によれば、今年の夏「マスクを外す」と答えた者の割合は21.4%、一方、「外さない」と答えた者は78.6%となっており、猛暑が続くと予想される今夏もマスクの着用を続ける者は8割近くに達するようだ。年代別の割合を見ても、世代による相違はない。
現在、マスクを外す場面として多いのは、「自家用車での移動中」46.8%が半数近くで最も多く、次いで「屋外を徒歩で移動する際」が35.4%、「屋外でのスポーツ時」33.1%と続き、屋外など特に熱中症になりやすい環境では適宜マスクを外しているようだ。マスク着用の規制が緩和されていくことについて聞いた結果では、規制緩和について「賛成」と答えた者の割合は50.1%と半数、「反対」は15.9%で、「どちらともいえない」が約3割となっている。年代別の傾向を見ると、若い世代ほどマスク規制の緩和に「賛成」と答える者が多い。国が明確にマスク規制の緩和を表明した場合には「マスクを外す」と回答した者の割合は72.0%と7割を超え、やはり国や専門家の意見を尊重した判断をしているようだ。
規制緩和に賛成の理由のトップは「息がしづらい」60%で、逆に規制緩和に反対の理由のトップは「感染症の流行に備えて」70%となっている。「海外からの観光客の受け入れ」については、「賛成」と回答した者の割合は約5割、「反対」が2割、「どちらともいえない」が3割となっている。観光客受け入れ「賛成」の理由は83.2%が「経済回復」を理由とし、「反対」と答えた者では67.4%が「感染症流行の危惧」を理由としている。
日本唾液ケア研究会理事長の槻木恵一(歯学博士)は「国が推奨しているように、屋外で周りに人がいない場面では外す、公共交通機関など人が密集している場面では着用する、というように、適切な着脱の一般化が求められている」とコメントしている。(編集担当:久保田雄城)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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