【映画で学ぶ英語】『ソー:ラブ&サンダー』の名言5選

2022年7月11日 09:18

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 7月8日に公開された『ソー:ラブ&サンダー』は、アメコミ原作の実写映画フランチャイズ、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の通算29作目。北欧神話の雷神・ソーを主人公にした作品としては、『マイティ・ソー バトルロイヤル』(2017年)から約5年ぶり、4本目の新作となる。

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 本作の見どころの1つは、ナタリー・ポートマン演じるソーの昔の恋人・ジェーン・フォスター博士が登場すること。2013年に公開された『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』から数えて、実に約9年ぶりの復活である。

 そこで今回はこの映画から、昔の彼女/彼氏に関連するセリフを紹介したい。

■What's it been, three, four years?

 ソーと久々に再会したジェーンは「3、4年ぶり?」と切り出す。それに対してソーは「8年7カ月と6日だ」と正確に即答した。2人の間で時間の感覚がこれほど異なる理由については、ファンの間で色々と議論されている。

 What's it been?はこのセリフの文脈では、「あれからどのくらいたった?/How long has it been?」という意味。さらにこの表現は「どうしてた?」と、親しい人に様子を訊ねるときにも使えて便利である。

■Jane Foster. The one that got away.

 ソーとジェーンのカップルは『マイティ・ソー バトルロイヤル』の頃には早くも破局を迎えていたらしい。この映画のなかで「ソーはジェーンに捨てられた」と言われていた。今回の映画では、2人が別々の道を歩むようになった経緯が明かされる。

 本作のナレーターでもあるコーグはジェーンを見て、「逃げていった人だ」と言う。Get awayはescapeと同義で「逃げる、去る」という意味。代名詞oneが定冠詞theを伴って、特定の人であることが明示されている。つまり、ジェーンの方からソーを見捨てて逃げていったことが強調されているのだ。

■It must be hard for you to see your ex-girlfriend and your ex-hammer hanging out and getting so well.

 ソーが久しぶりに地球に帰ってみると、ジェーンが自分のハンマー・ムジョルニアを振るい、自分と同じ超人的能力を身についていた。

 唖然とするソーに、「昔の彼女と昔のハンマーが仲良くしているのを見るのはつらいだろう」とコーグの一言がぐさりと来る。

 Ex-girlfriendは、接頭辞ex-が続く名詞に「元~」、「前~」の意味を添える良い例。Ex単独で名詞として「元カノ/元カレ」という意味でも使われる。

 このセリフでhang aroundは、アメリカ英語で「誰かと一緒に多くの時間を過ごす」という意味。ハンマーは男らしさの象徴となることを考え合わせると、意味深なセリフである。

■How did you guys get together?

 愛用のハンマーがジェーンのものになったことで心穏やかでないソー。ジェーンに「どうやって知り合った?」と、元カノに新しい彼氏でもできたかのようにハンマーを入手した経緯を訊ねた。

 この例からもわかるように、get togetherには「予定を決めて会う」という意味の他に、「ロマンチックな関係になる」という意味がある。How did you guys get together?はカップルに馴れ初めを訊くときのカジュアルな表現として覚えておくと良いだろう。

■You never forget your first.

 ソーのハンマーを使って敵をなぎ倒したことですっかり浮かれるジェーン。「初めてのこと(人)は絶対忘れない」と、ハンマーを取られて面白くないソーはクールな対応だ。

 このセリフのfirstは名詞で「初めてのこと、または人」という意味。このイディオムは「初めて体験したときのことは一生忘れない」というような広い意味で頻繁に使われるが、「初恋の相手は忘れない」というロマンチックなニュアンスが強い。

 ジェーンが「あなた彼女いたの?」と突然不機嫌になったのは、このためである。(記事:ベルリン・リポート・記事一覧を見る

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