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米最高裁、政府の温室効果ガス排出規制の権限を制限へ
記事提供元:スラド
katu256 曰く、 米連邦最高裁は6月30日、温室効果ガスの排出規制について、政府が包括的に規制する権限を制限する判決を下した。石炭を主要産業とするウェストバージニア州が米環境保護局(EPA)に対して、温室効果ガスの排出を規制する権限はないと申し立てていた(BBC)。
判決は保守派判事6名が賛成、リベラル派3名が反対した。ロバーツ最高裁長官は「議会がEPAにそうした権限を与えたとは考えられない」とし、包括規制には議会からEPAに対する明確な委任が必要だと指摘。バイデン大統領は「国を後退させる破壊的な決定だ」と非難。ウェストバージニア州のモリシー司法長官は「米国の統治システムの勝利だ。重要な問題の決定権を持つのは官僚ではなく、選挙で選ばれた議会だ」と判決を評価した。
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