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ホンダ発のベンチャー、電動三輪「Striemo」開発 抽選販売を開始
ホンダは13日、同社の新事業創出プログラム「IGNITION(イグニッション)」から、2社目となるベンチャー企業「株式会社ストリーモ」を設立したと発表した。1人乗り電動三輪マイクロモビリティ「Striemo(ストリーモ)」を開発しており、国内では2022年中に、欧米では2023年に発売する予定だ。
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■IGNITIONとは
IGNITIONは、ホンダが2017年から社内で行っている新事業創出プログラムだ。社員がもつ「このシステムは良いものではないか」「実際に実現したら人々の役に立つのではないか」といった発想や技術を実際に商品化。世の中に多く存在する課題や問題などを解決するとともに、新製品にして世に送り届けることが目的だ。
実際に選考を勝ち抜き商品化、製品化が決まったものは、ベンチャーとして起業し、事業化を目指す。事業化判断までわずか6カ月とスピーディーなことも、大きなポイントだ。
IGNITIONの起業第1号は「株式会社Ashirase」。視覚障がい者向け歩行ナビゲーションシステム「あしらせ」を発表している。株式会社ストリーモはこれに続く起業第2号となる。ホンダのエンジニアが中心となり2021年8月に創業した。
なお、ホンダは出資比率を20%までとすることで、ホンダの子会社とせず、独立した企業になるようにサポートしている。
■Striemo
「Striemo(ストリーモ)」は、独自のバランスアシスト機構を採用した1人乗りの電動三輪マイクロモビリティ。製品仕様は、全長1,090mm、全幅480mm、全高1,180mm、重量は20kg。走行モードは3つあり、それぞれ最高速度6km、15km、25kmで走行可能。転びにくいことも特徴の1つである。
バッテリーは、フル充電まで約3.5時間。1充電での走行距離は約30kmとなっている。
現在は国内一般消費者向けに限定モデル「Striemo Japan Launch Edition」の抽選販売申し込みを受け付けており、価格は26万円(税込)。限定モデルは1種電動機付き自転車扱いとなり、免許、ヘルメット、ナンバー登録と自賠責保険が必要となる。
今後は、免許が不要な「特定小型原動機付自転車」モデルや、すでに購入したユーザーのためのアップデートパッケージの販売も予定している。(記事:キーパー・記事一覧を見る)
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