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IE11サポート、6月16日に終了 対応改修の問い合わせがソフト開発会社に殺到
既報の通りInternet Explorer 11(IE11)のサポート終了が日本では6月16日に迫っている(関連記事)。1995年にWindows 95に搭載されてから27年の歴史が幕を閉じることとなる(Microsoft、NHK、CNET、iPhone Mania)。
サポートが終了するのはWindows 10のクライアントSKU(バージョン20H2以降)と「Windows 10 IoT」(バージョン20H2以降)に搭載されているもの。CNETの記事によれば、Microsoftはサポート終了後、数か月間をかけてEdgeに順次リダイレクトするそうだ。時期は明言されていないが、将来的には恒久的に無効化する計画であるという。
これに合わせて情報処理推進機構(IPA)は1日、サポートが継続している他の一般的なブラウザへの移行するよう警告をおこなっている。前述したようにサポート終了後は、IEの代わりにMicrosoft Edgeが起動するようになるほか、企業内のポータルサイトや業務で閲覧している外部のウェブサイトなどがIEで閲覧できなくなるといった問題を指摘している。またテレワーク時に従業員がVPN接続経由等でIE対応コンテンツを見る場合にも、閲覧できない問題が起きる可能性を指摘している(IPA)。
日経新聞の記事によると、国内では3月時点で約5割の企業がIEを使っていたという。ソフト開発企業には、IE以外に対応していないサイトを運営する行政、金融機関、製造物流などの取引先などから改修に関する問い合わせが殺到しているという。具体的な利用ソフトには勤怠管理、経費精算といった社内システムなどでIEのみの対応となっている事例が多い模様(日経新聞)。
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