マカフィー、PCにバンドルで「更新率40%」とするも実際は7.5%

2022年6月15日 07:25

印刷

記事提供元:スラド

サードウェーブがセキュリティソフト大手のマカフィーを相手取り賠償を求めていた裁判が5月25日に決着していたようだ。この裁判では4月22日に東京地方裁判所がマカフィーに対して、サードウェーブ側に2347万円の損害賠償を命じていた。マカフィーが5月25日に東京高等裁判所への控訴を取り下げたことで、一審判決が確定した。裁判ではマカフィー側がおこなった事実に反する説明について争われた(日経クロステック)。

両社の契約では、パソコンの購入者がマカフィーのセキュリティーソフトを更新した場合、サードウェーブは売り上げの一部を受け取れる仕組みとなっていた。その上でマカフィー側は同社のセキュリティーソフトをバンドルすれば更新率40%が見込めるとサードウェーブ側に説明していたようだ。しかし、実際の更新率は2016年前半時点で7.5%と低いものだったとしている。 

スラドのコメントを読む | 法廷

 関連ストーリー:
サードウェーブに誤情報を提供してライセンス契約を結ばせたとしてマカフィーに損害賠償を命じる地裁判決 2022年04月28日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事