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NASA、未確認航空現象を科学的視点から調査へ
NASAは 9 日、未確認航空現象 (UAP) を調査するための独立した研究チームを今秋初めにも立ち上げると発表した(NASA のニュース記事、The Verge の記事、Ars Technica の記事、The Register の記事)。
研究チーム立ち上げの目的は航空機なのか自然現象なのか特定できない UAP を科学的な視点から調査することだ。研究では既存のデータと将来のデータ収集方法の特定、収集したデータをどのように用いて UAP の科学的理解につなげていくかといった点に注力するという。
UAP は国家安全保障の面でも航空の安全性の面でも興味深い現象であり、研究は NASA の目的の一つである空域の安全維持にも一致する。なお、俗に UFO とも呼ばれる UAP だが、NASA は UAP が地球外から到来したことを示す証拠はないと念を押すのも忘れていない。
NASA の研究チームは宇宙物理学者のデービッド・スパーゲル氏が率いる予定だ。国防総省 (DoD) の UAP タスクフォースやその後継となる飛行物体特定・管理同期グループ (AOIMSG) の一部ではないが、幅広い政府機関と連携していくとのことだ。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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