北朝鮮、ジュネーブ軍縮会議の議長国に

2022年6月4日 07:24

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記事提供元:スラド

冗談のような話だが、北朝鮮が5月30日から6月24日までの約1か月間、スイス・ジュネーブに常設されている軍縮会議の議長国を務めることになったそうだ。議長国は持ち回り制となっており、今回はその番が北朝鮮に回ってきたということだそうだ。ジュネーブ軍縮会議は65か国が参加、主に核兵器廃絶や核軍縮の取り組みなどに関して協議をおこなう。北朝鮮がジュネーブ軍縮会議の議長国を務めるのは2011年以来のことだという(UN WatchPars Today)。

UN Watchの記事によれば、アントニオ・グテーレス国連事務総長や米国、カナダ、英国、EU諸国、韓国などはこのことに強く抗議し、北朝鮮の議長国の4週間は大使が会議から退席する方針を示しているそうだ(KBS)。共同抗議を先導したUN WatchのエグゼクティブディレクターであるHillel Neue氏によれば、「北朝鮮の金正恩政権に世界の核軍縮を任せるのは、連続強姦魔を女性保護施設の責任者にするようなものだ」としている。

なお外務省によると2022年会期の議長は、中国、コロンビア、キューバ、北朝鮮、コンゴ民主共和国、エクアドルであるとのこと。 

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