関連記事
国立国会図書館、絶版本153万点がネット経由で閲覧可能に
国立国会図書館は5月19日から「個人向けデジタル化資料送信サービス」を新たに開始する。同サービスは、以前から予告されていたもので、国立国会図書館のデジタル化資料のうち、絶版等の理由で入手が困難なものを利用者のスマートフォン、タブレット、パソコン等を用いてネット経由で閲覧できるというもの。2022年1月時点で入手困難が確認された約153万点が対象になる。内訳は、1968年までに収集した図書約55万点、古典資料約2万点など。商業出版されておらず、刊行から5年以上が経過した資料約82万点などだそうだ。現時点では閲覧のみが可能であるが、2023年1月には印刷機能の提供も開始する予定(国立国会図書館リリース、PC Watch、ITmedia、ダイヤモンド・オンライン)。
コロナ禍により図書館等に来館せずに利用できるデジタル化資料へのニーズが、研究者・学生等から高まったことから作られたものだという。利用できるのは、国立国会図書館の「個人の登録利用者」のうち国内に居住している人。「インターネット限定登録利用者」は対象外であるため、事前に個人の登録利用者としての登録手続きを済ませる必要がある。
スラドのコメントを読む | 書籍 | ニュース | 政府
関連ストーリー:
国会図書館、OCR処理プログラム及び学習用データセットを公開 2022年05月07日
国立国会図書館の個人向けのデジタル化資料送信サービス、5月に開始予定 2022年01月20日
国会図書館、年間納本数の約5%弱しか電子化能力がないことが判明 2020年08月14日
Predatory Journals対策 2019年05月09日
「架空の文字」を集めて分析した「修訂 絹と立方体 : 架空の文字の大図典」、電子版が無料公開される 2018年05月11日
※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク