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【株式市場特集】木材関連銘柄が活況、「カーボンニュートラル」の側面からも大きく見直し余地
【日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部】
■ロシア木材の輸入停止など買い材料に
11日の東京株式市場では、ホクシン<7897>(東証スタンダード)とウッドワン<7898>(東証スタンダード)が年初来の高値を更新。山大<7426>(東証スタンダード)は続伸、大引けはマイナスに転じるもテーオーホールディングス<9812>(東証スタンダード)やテーオーホールディングス<9812>(東証スタンダード)などが活況となり、木材関連銘柄に買いが入った。
■「ウッドショック」長期化へ
岸田文雄首相が8日、首相官邸で開いた記者会見において、機械類や一部木材、ウオッカなどの輸入やロシアへの新規投資を禁止する措置も導入すると発表したことが買い手掛かり。
ロシアからの木材輸入額は6%だが、世界的に需給がさらに逼迫すれば、木材価格はさらに上昇し、「ウッドショック」は長期化との見方から、短期資金が流入したと思われる。
■「カーボンニュートラル」の側面から大きく見直される余地も
日本は豊かな森林を維持している「森林大国」と一部指摘する向きがあるうえ、世界的には、森林を投資資産とするREIT(不動産投資信託)が登場していることから、カーボンニュートラル(温暖化ガス排出量実質ゼロ)の側面からも大きく見直される余地もある。
全般相場は米国の金利上昇に敏感になり、方向感に乏しいため、短期資金が木材関連に向かっている。外部環境の不透明感が続けば、関連の中には昨年つけた高値を奪回する銘柄もありそうだ。(信濃川)
【主な木材関連銘柄】
住友林業<1911>(東証プライム)、山大<7426>(東証スタンダード)、シー・エス・ランバー<7808>(東証スタンダード)、オービス<7827>(東証スタンダード)、ノダ<7879>(東証スタンダード)、セブン工業<7896>(東証スタンダード)、ホクシン<7897>(東証スタンダード)、ウッドワン<7898>(東証スタンダード)、大建工業<7905>(東証プライム)、ナイス<8089>(東証スタンダード)、テーオーホールディングス<9812>(東証スタンダード)、北恵<9872>(東証スタンダード)、JKホールディングス<9896>(東証プライム)等。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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