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ユニコーン候補:ユニファが、保育園事業拡大のソラストと伴走する意義
(画像: ユニファの発表資料より)[写真拡大]
日経新聞が選定する「ユニコーン企業予備軍」の1社:ユニファについて、昨年6月7日の企業・産業欄で『ユニコーン企業予備軍:ユニファは上場への道を着実に進んでいる』と題する記事を、10月29日にはやはり企業・産業欄に『ユニコーン企業予備軍:ユニファが2021年グッドデザイン賞を受賞した意義』とする記事を投稿した。
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ユニファは現社長の土岐泰之氏が「テクノロジーの力で、保育・子育てに関する課題を解消する」をミッションに2013年に設立した企業である。
そんなユニファから3月23日付けで、『株式会社ソラストが運営する保育施設19園へ「ルクミー」導入開始。ICT化や研修により、保育の質の向上への伴走を強化』とするリリースが送られてきた。ルクミーはユニファが展開する「ICTサービス(通信技術を活用した保育支援サービス)」の総称。それを医療関連業務・介護業務・保育園業務を展開するソラスト(東証プライム)が導入するというのだ。
当然、ソラストもリリースを発信しているはず。あった。やはり3月23日付けで『保育の現場にもDXを! 園児のお昼寝を見守る「午睡チェック」システムを導入~選ばれ、愛され、成長し続ける保育園を目指す~』が配信されていた。
「午睡チェック」は前記のユニファの「ルクミー」の1つ。園児の肌着等に“ボタン式センサー”を取り付け、センサーにより体動を自動的に検知。うつ伏せ寝や体動静止状態が続いた場合には、専用アプリがアラートで保育士に知らせるシステム。ソラストのリリースには「午睡チェックのほかにも、園児の日常を写真で記録する“ドキュメンテーション”機能で園児の育ちの記録を“ストーリー”保存する」云々も記されている。
ソラストに改めて、「導入の目的」を問うた。広報マンは「当社の総売上高に占める保育事業の割合は低い・・・」とした。確かに前3月期でみると総売上高1061億円に対し、保育園事業部門の売上高は26.1%増も24億2700万円。が、こんな方向が確認できた。
ソラストは、保育事業拡充を前面に打ち出している。「22年初めに2社を買収し、保育所数を20から47にしている」「中期的に院内保育などとのシナジー効果を狙う」「銀行と総額100億円の当座借越契約を締結。M&A資金を確保」。
保育園事業を拡大するソラストにルクミーの導入を開始し、且つ今後も伴走するとしたことは、ユニファにとり「事業拡張」「斯界での知名度向上」などで大きなプラス要因となることは改めるまでもないであろう・・・(記事:千葉明・記事一覧を見る)
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