ディープフェイク技術用いたゼレンスキー大統領の偽動画が出回る

2022年3月19日 09:47

印刷

記事提供元:スラド

ウクライナのゼレンスキー大統領の偽動画が出回ったとしてMetaは16日、規定違反で削除したとの発表を行った。同社のセキュリティポリシー部門の責任者であるNathaniel Gleicher氏がTwitterでコメントを出した。それによればこの偽動画は機械学習を活用して作られたディープフェイク技術により作成されたもので、この動画でゼレンスキー大統領は実在しない声明を読み上げたとしている(Nathaniel Gleicher氏のツイート日経新聞CNET)。

この動画ではウクライナ側に武器を捨てて、家族の元に返るように呼びかける内容などが含まれていた。ウクライナ政府は以前からこうしたディープフェイク技術を用いて作られた動画が出回るのを警戒していたとされる。なおこの偽動画は映像はウクライナのニュースチャンネルのウェブサイトで公開され、ネット上に広まったとされている(Sky NewsGIGAZINE)。 

スラドのコメントを読む | YROセクション | テクノロジー | YRO | 海賊行為 | 人工知能 | ニュース

 関連ストーリー:
韓国の大統領選でAI候補が登場 2022年02月22日
高解像度化技術「TecoGAN」でAVのモザイクを除去&販売していた人物が逮捕 2021年10月19日
日本でもAIで生成された顔画像を虚偽の宣伝広告に悪用される事例が発生 2021年06月18日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワード

関連記事